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“課金は悪”を払拭させた『パズドラ』の存在 時代の流れにくらいつき10周年も「常に危機感」
「課金は悪じゃない」飽きずに長く遊んでもらうビジネスモデルを確立
その一方で、「飽きずに長く遊んでもらう」ため、アップデートへの尽力は欠かせなかった。
「リリースから3年くらいまでは、開発当時から入れたかった要素を少しずつ追加していきました。その後も月1ペースでアップデートは続き、プレイヤーの習熟度に合わせた追加要素や、新たな遊びを入れることを心掛けてきました」
「リリースから3年くらいまでは、開発当時から入れたかった要素を少しずつ追加していきました。その後も月1ペースでアップデートは続き、プレイヤーの習熟度に合わせた追加要素や、新たな遊びを入れることを心掛けてきました」
大人気となっているコラボ企画もその一つ。『太鼓の達人』や『クリスタル・ディフェンダーズ』などゲーム業界同士でのコラボを皮切りに、『ジャンプ』や『マガジン』といった有名漫画作品とのコラボや、「ウルトラマンシリーズ」とのイベントなどを実現。その背景には、開発の種となった「ゲーム業界を盛り上げたい」という思い以前に、氏の「自分が好きだからやっている」という思いがあるという。
「ゲームでも漫画でも、やっぱり好きなコンテンツとやりたいじゃないですか(笑)。子供のころ大好きだった漫画やアニメのキャラクター達が『パズドラ』にやってくると考えただけでテンションが上がりますし、『コロコロコミック』で『パズドラ』が漫画展開をしたのも、小学生に知ってもらいたいという思いもありましたけど、それ以上に、小学生の頃に大ファンだった「コロコロコミック」に自分の作ったゲームが載ったら嬉しいなという思いの方が強かったかも(笑)。やっぱり、開発チームが好きなものでないと、なかなかいいコラボはできないと思います」