ORICON NEWS
薬学生美女トレーニー、医療従事者としての決断に反響「この状況がずっと続くわけではない」と“1人”美ボディ大会に挑む
「大会に出ることで、自分のメンタル面も変えていきたいと思った」
「去年の4月、コロナが流行り出した時に思い立って、身体を鍛え始めました。学校もオンライン授業になり、家にいる時間が多くなって。身体を動かすことはもともと好きだったので、YouTubeを見て自宅でできることを調べてやっていました。ジムも閉まってしまい、月謝をいくら支払って…という計算をあらためてした時に、家にちょっとずつ器具を導入した方が好きにできるしいいんじゃない?と思い立ち、環境を整えて、気づくと“おうちジム”が出来上がっていました(笑)」
――鍛えると決めてから、食生活はどう変化しましたか?
「体型を変えたいなら、食事を変えないと無理だよと、周りの筋トレをしている方にアドバイスをいただきました。去年の4月から、揚げ物は食べていないです。油の取り方に気を付けて、お菓子も食べなくなっていきました。もともと節制はしていましたが、サマー・スタイル・アワードに出ると決めてからは、パーソナルジムにも通い、アドバイスをいただいて減量のために食べるものにはより気を付けて管理していました」
――「サマー・スタイル・アワード」に出場しようと思ったきっかけは何だったのでしょうか?
「気にすべきは体重よりも見た目と言われますけど、実際見た目に変化が現れるのは、だいぶ後になってから。なかなか変化を感じられず、トレーニングのモチベーションを保つのが、自分のなかで難しくなってきていました。フィットネスの世界がどんなものかも分からなかったですが、追い込むきっかけがあれば、自分を変えられるかなと…。これまで一つのことをめちゃくちゃ頑張ったっていう経験が私には無くて、自分の強みがない気がして、コンプレックスにも感じていたんです。大会に出ることで、自分のメンタル面も変えていきたいと思っていました」
――減量期間、どんな人たちの言葉が印象的でしたか?
「減量の様子はVLOG形式でYouTubeに投稿していたんですが、視聴者さんから『私もトレーニングを始めた』『新しいことに挑戦したくなった』と言っていただけたことは嬉しかったです。筋トレをしたいからと見てくれる方もいましたけど、同じ学生とか、仕事をしながら頑張っていることがある方とか、色々な立場の方がコメントをくれました。私の発信を見て『頑張ろうと思える』と言ってくれる人たちがいて、お互いを高めあえていた。顔見知りではなく、見えないSNS上のやりとりだからこそ、いいなと感じました」
医療従事者のため、大会の参加は見送りに「結果として私はこの選択でよかった」
「コロナを甘く見ていたわけでは決してないですが、自分が気を付けていれば大丈夫だろうと最初は思っていました。でも感染が急激に拡大して、薬学生として発信しているなかで『本当にこれでいいのかな?』と感じるようになったんです。大会は今じゃなくても、毎年やっている。来年でも、再来年でも、落ち着いた時に出場できればいいんじゃないかと。もちろん大会がコロナの感染対策をしていることは十分知っていました。辞退したのは、私が薬学生だから、ただそれだけです。なんの気兼ねもなく出られる状態まで待つのが、一番いいと判断しました」
――Sakuraさんは薬学部の5年生で、医療機関へ実習にも行かれている。医療従事者として選択をされたんですね。そして、ただ辞退するだけではなく、“一人大会”としてパフォーマンスを発信されていたのが印象的でした。
「辞退を決めたのは、大会の3週間前でした。私の大会に向けての準備を応援してくれている方たちに、何か恩返しをしたかったんです。目標は大会出場して優勝することでしたが、その動機となったのは最後まで一つのことをやり遂げたかったから。大会に出場するしないに関係なく、やりきらないといけないと思っていました。そして、身体を絞り切れなかったから出場を辞めるのでは? と思われてしまうのは嫌でした。他の出場者と同じように、大会直前まで発信して減量とトレーニングを続けました」
――“一人大会”の動画は、45万回の再生。ある意味、一番見られたのではと…! パフォーマンスをしてみて、いかがでしたか?
「4510人の方が、生配信を同時に視聴してくださったと聞いています。動画には『大会で優勝するSakuraを見たかったのではなくて、最後までやりきった姿を見たかったんだよ』というコメントがあって、“最後までやりきった姿を見たかった”という言葉が私には刺さりましたね。過程を見てくれたからこそ、こんなふうに言ってくださるんだなと思って。大会辞退の理由も『そんな理由で?』と思う方もいたかもしれません。意見は一人一人あって全然いい。でも、結果として私はこの選択でよかったと思います」
落ち込んでも奮い立たせて筋肉と向き合う「この状況がずっと続くわけではないから」
「よく、薬学生の勉強とトレーニングと両立していてエラいというコメントをいただくんです。私にとって、勉強は自分のためにするものです。ボディメイクもYouTubeもそれと同じ。学校に行って、暇な時間に買い物に行く人がいるように、私はトレーニングをしてYouTubeを投稿している。頑張ってはいるけど、苦ではないんです。ボディメイクはやればやるだけ、変わりますから。楽しいから続けられていますね」
――ご自身の選択を振り返ってみて、あらためて感じることはありますか?
「コロナがなかったら…って思ったこともありました。コロナじゃなければ、こんなに考えなくてもいいのにと。でも、コロナがあったから私はボディメイクを始めたんですよね。私の場合、すべてポジティブに考えるしかなかった。なんとかなるよと。切り替えるって、めっちゃ難しいことですし、しんどかったです。気分が落ちることもあるけど、ずっと続くわけではないからと、奮い立たせる。ポジティブに考えることも、時に必要だと思いました」
――今後はどのような活動をしていきたいですか?
「大学をストレートで卒業したいです。将来はやりたいことがたくさんあって、せっかく自分の発信によるコミュニティができたので、そのコミュニティの方たちと色々交流できたらと。一番理想とするのは、薬剤師の領域とフィットネスが融合した何かができればと思っています。まだ漠然としているんですが(笑)、後悔しないように生きたいです」
薬学生トレーニーSakura
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UC8-kmIZowlGKYNuJUSgzfpg/featured(外部サイト)
Instagram:https://www.instagram.com/sakufitness/?hl=ja(外部サイト)
Twitter:https://twitter.com/sakufitness(外部サイト)
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UC8-kmIZowlGKYNuJUSgzfpg/featured(外部サイト)
Instagram:https://www.instagram.com/sakufitness/?hl=ja(外部サイト)
Twitter:https://twitter.com/sakufitness(外部サイト)