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ブーム終焉から復活を遂げた『たまごっち』の25年、60億損失しても変えなかったルールとは
たまごっち最初の企画は“たまご型をした腕時計” 25年の時を超え実現された最新作
たまごっち誕生25周年に発売する新商品「Tamagotchi Smart(たまごっちスマート)」を企画した、バンダイの開発担当・安田江利果氏は、「『たまごっち』は大切なブランドであり、長く続いているシリーズということで、正直プレッシャーを感じることもありますが、25周年という節目で、メインターゲットの子どもたちだけでなく、過去に遊んでくれていた大人の方々含めて、『たまごっち』の良さに改めて気づいてほしいと思い、もう一度世の中にブームを巻き起こしたいという強い気持ちで臨みました」と話す。
「最初の企画は、たまご型をした腕時計でした。1996年の発売当時は、メインターゲットの嗜好や開発上の理由から、最終的にはキーチェーン型に落ち着つきました」(安田氏 以下同)
「原初のたまごっち」が25年の時を超え、実現された。形状以外にも今回新しいポイントとなるのが、“たまごっちがユーザーになつく”遊び。「たまごっちスマート」の開発において、苦労した部分だという。
「今までの25年間で“たまごっちが懐く”ということがなかったため、どういった表現や仕草をしていれば良いかというのは色々と検討しました。最近大きな市場になってきたペットロボットを参考にしたり、自分自身が昔飼っていた犬の様子などを思い出したりしながら企画しました」と、開発の苦労を明かした。