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ポケモン史上初の“骨格”公開に反響、「人も予算もない」地方博物館の意外な挑戦
学芸員の熱意から生まれたコラボ展も、「“まじめな企画”と受け取ってもらえるか、内心ビクビク…」
「子どもの頃からポケモンと古生物が大好きでした。ポケモンにはカセキから復元される『カセキポケモン』というキャラクターがいくつか登場するのですが、このカセキポケモンを通して子どもたちに『古生物学』の魅力を伝えたいと考え、企画したものです」(相場氏)
さらに株式会社ポケモンも企画協力に参画。子どもたちとポケモンとの出会いを提案する「My First Pokemon プロジェクト」に携わる服部悦哉氏は、「ポケモン化石博物館」の企画を持ち掛けられた時から期待を寄せていたとのこと。
「まず『ポケモン化石博物館』の響きが面白いと思いました。そして『My First Pokemon プロジェクト』のコンセプトにもぴったり。ポケモン好きな子どもたちが古生物に、古生物好きな子どもたちがポケモンに、興味の世界が広がるお手伝いができたらうれしいですね」(服部氏)
企画が発表されて以降、SNSでは「アイデアが面白い」「うちの近くの博物館でもやってほしい」など多くの声が上がり、予想以上の反響に驚いたという相場氏。一方で「エンタメと学術をコラボさせた今回の企画が、世間の目に“まじめな企画”と受け取ってもらえるか、内心ビクビクしていたのですが、好意的なコメントがほとんどでした。期待を裏切らない展示にしなければと改めて身が引き締まりましたね」と明かした。