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(更新: ORICON NEWS

モラハラ夫から「堕ろせ」の言葉、子どもに服も買えない…つらい日々から逃げ出した主婦の決断

 モラハラ男に苦しめられた日常を綴った漫画『モラハラ夫に人生を狂わされた話』が、インスタグラムで人気のもちママさん。婚姻中、2人の子どもを授かったが、夫はまったく育児に参加せず、長女が生まれてからはモラハラ節がさらに炸裂し、つらい日々を送ったと振り返る。現在は子ども2人と、気ままなシングルマザーライフを送っているもちママさんに、かつてのモラハラ夫と子どもとの関係、子どもの反応について語ってもらった。 

「お前が悪い」罵られる日々、子どもの反応は?

――元夫のアキラさんは、長女が生まれてから仕事を辞めて事業を始めたもののうまくいかず、もちママさんへのモラハラが炸裂し始めたそうです。ママがモラハラを受けているとき、お子様はどんな反応でしたか?

もちママ子どもの前でアキラと衝突する場面は、ほぼありませんでした。ただ、別居間近のときに大きな喧嘩を長女の前でやってしまったことがありました。そのときは、私たち2人を笑わせようと、おどけて見せてくれました。結果的に転んで頭を打って泣いてしまい、アキラにはそれすらも私のせいだと罵られましたが…。

――アキラさんが子どもに対してつらい態度をとることはありましたか?

もちママ育児にほぼ参加しなかったので、そもそも子どもと関わることがあまりなく、おのずと子どもに対してひどい態度をとることも少なかったです。ただ一度、長女がおなかを空かせて泣いているのに、自分の分だけ食事を用意して、長女が泣いている横で食べていたことがありました。これは本当に嫌な態度でしたが、子どもに対してはそれほど嫌な態度をとることはなかったので、私への当てつけだったのかもしれません。

――そのとき、どんなフォローをしたのですか?

もちママ私はその時、部屋の片づけや保育園の荷物の整理などがあって手が離せなかったので、アキラが冷蔵庫から前日の残りのカレーを用意し始めたとき、てっきり子どものぶんも準備してくれると思ったんです。さすがに、子どもに食事を与えなかったことを批判して責めましたが、「お前がいつも俺の食事を用意しないからだ!」などと、とんちんかんな返答で話になりませんでした。私に指摘されて、お決まりの、とりあえず私を責めておく作戦をとったのかもしれません。

モラハラに悩む人へ「決してあなたは悪くない」、伝えたいメッセージ

――妊娠中に言われたことでとくに印象に残っている言葉はありますか?

もちママ次女を妊娠中、私のおなかに向かって「いっぱい金かかったから老後はいっぱい面倒みてもらわないとなぁ」と言ったことがありました。つらいというか…、なんとも言えない気持ちになりましたね。一度はダウン症の疑いがあり、「堕ろせ」とまで言われたこともありました。

――そのときはどう対応されたのですか。

もちママ「まだ生まれてもいないのにそんなこと言うな」と言いましたが、まったく聞く耳持たずでした。

━━出産、子育て中にされたことで、一番印象に残っているモラハラ行為は?

もちママ自分が働いて得た給料もスライド式に夫の口座に振り込まれるよう夫がコントロールしていたので、自分でATMに行ってお金を自由に出し入れできなくなったことです。おうかがいを立てて、夫からOKが出なければ、日々成長する子どものために服も買えませんでした。でも夫は自由にコンビニで好きな食べ物、飲み物を買って、仕事で必要だからと高価な私物も買っていて…。その状況をおかしいと思いつつも、何も言い返せない状態だったのが、つらい経験していたんだなって、今振り返ると思います。

━━次女を出産直後に離婚を決意され、2人の子どもを連れて逃げ出すように実家に戻られましたね。お子様はどんな様子でしたか?

もちママ実家に到着後、兄弟や両親と普通に会話しているだけで安心して涙が止まらなくなった私に、まだ2歳だった長女が「お母さん、泣くな、泣かないでね。泣いてない? 元気? 元気なくなったら涙出るもんね?」と、まだたどたどしい話し方ながら励ましてくれたことが印象的でした。実家に戻る前までは、泣き虫の甘えん坊で、一切そんなことを言う子ではなかったので、何か感じるものがあったのかもしれません。

━━子どもをモラハラから守るためのポイントがあれば教えてください。

もちママ意識してやったことはとくにありませんが、あえて言うなら、近づけさせないことでしょうか…。基本的にアキラは育児に参加しなかったので、子どもたちはなついていないし、子どもは私の隣にいるのが当たり前だったので、その点はまだマシだったのかもしれません。

━━モラハラだと気づかず、ガマンの日々を過ごす人も多いようです。

もちママきっと、私と同じような人は他にもいるだろうと想像しつつ、もし夫がモラハラだと気づかないまま苦しんでいる女性がいたら、こういう男がモラハラなんだと気づいてほしくて、体験談を漫画で発信し始めました。モラハラによって失った自信や自己肯定感を回復させるのはなかなか難しいし、その状況から逃げることは容易いことではありません。けれど、決してあなたは悪くないということを伝えていきたいです。
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