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愛らしすぎる…“もふジオング”爆誕、羊毛フェルト製で優しい仕上がりだけど「性能は100パーセント出せます」
羊毛フェルトは「失敗しても融通が利く」実はガンダム造形に適した素材
takebon100均のキットを使って、2年半前から作り始めました。羊毛フェルトは丸い作品の方が作りやすいので、最初はスーパーマリオの1UPキノコなどを制作し、2週間後、3作目に作ったのがハロでした。
その後少し難しいものを作りたいと思い、ガシャポンでゲットしたザクヘッドを腕試しで作ってみたら、思ったより上手にできたんですよ。ザクを作ったら今度はグフを…と順番に作るようになりました。総数はガンダム作品に限ると12ですが、アッガイだけは「ベアッガイ」にできる拡張ヘッドも作りました(笑)。
――takebonさんの作品は、羊毛フェルトでここまでできるのかと驚いてしまうほど、角張ったディティールも見事に再現されています。いったいどのように作られるのですか?
takebon先がギザギザになった専用の針を使って羊毛を刺していきます。刺すたびに羊毛同士がからまり締まっていく(フェルト化)ので、刺し固めながら形を作っていきます。
羊毛フェルトと言うと、リアルな動物や可愛いマスコットを連想する方が多いと思うのですが、実際に作ってみると、思った以上に角も付けられ自由に造形できます。失敗しても「ハサミで切ってやり直し」ができるので、実は結構優秀な素材だと感じています。
takebonそうですね。「羊毛ジオング」または「もふジオング」と呼んだりもしているのですが(笑)、芯材に「ニードルわたわた」という羊毛フェルト専用の素材を使い、表面には羊毛の他「アクレーヌ」というアクリル素材も使っています。また、頭,肩,腕,腰を動かせるよう、針金や磁石を仕込んだ手のかかった作品です。
――実際に制作してみて、一番こだわったところ、苦労したところを教えてください。
takebonファーストガンダムのジオングに忠実に作ろうと心がけました。二の腕のメカの露出した部分と、腕の着脱構造を作るのは苦労しました。羊毛フェルトは外側から針を刺して固めていくため、中を空洞にしないといけない腕の着脱構造は特に大変でしたね。
――確かに、色づかいなど細かなところまで表現されていますよね。
takebon写真を撮るときも、いかにカッコよく撮れるかを意識しました。羊毛フェルトだと、どうしても可愛く撮れちゃうので(笑)。関節が数ヵ所動かせる他、腕も着脱可能なので、オールレンジ攻撃のシーンも表現できるのがこだわりです。