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日テレ新人アナ・忽滑谷こころ、“女子アナ”の固定観念を変えたい「令和を象徴する女性アナに」
リモート研修にもメリット 「画面でどう見えるかを常に意識できた」
【忽滑谷アナ】はい。私は実家住まいなので、家族がいる中で受けていました。食器棚の前のテーブルにPCを置いてたんですが、母が森圭介アナと辻岡義堂アナのファンで、お2人が講師のときを狙ってわざわざ食器を取りに来たりして(笑)。おかげで同期の3人もすっかり母と顔なじみみたいになってましたね。
──アットホームな感じで(笑)。ただリモートならではの研修の難しさもあったのでは?
【忽滑谷アナ】たしかに、質問したいことがあって、気軽に先輩に聞きに行くことがなかなかできないもどかしさはありました。ただ、アナウンサーは画面越しに伝える仕事が多いですよね。そういう意味では、研修の段階から声の大きさや表情、リアクションなどを、画面の向こうから先輩方にチェックしてもらいながら指導を受けられたのは、私たちの代のアドバンテージかもしれません。
【忽滑谷アナ】例年との違いは比べられないんですが、研修以外の時間をどのように過ごすか、ということは常に考えていました。特に私はニュース原稿を噛んでしまう苦手意識があったので、"原稿読み1時間半ノック"を日課にしていました。
──1時間半ノックですか!?
【忽滑谷アナ】はい。新人は訓練も兼ねて『日テレNEWS24』(CS他)の30分ニュースを担当することが多いんです。それを3回分、辞書くらいの厚さの原稿を家に持ち帰ってひたすら読み続けるという自主練習です。自分では変化はわからないものなんですが、1週間ぶりにお会いした先輩に「どんどん良くなってるよ」と褒めてもらえたのが励みになりました。