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なぜ千鳥が今最も“天下取り”に近いのか? “ポップな存在”に昇華させたノブの功績

  • “陽キャ”な印象で好印象を集める千鳥・ノブ(C)ORICON NewS inc.

    “陽キャ”な印象で好印象を集める千鳥・ノブ(C)ORICON NewS inc.

 お笑いコンビ・千鳥の勢いが止まらない。この10月にはゴールデン帯の冠番組『千鳥のクセがスゴいネタGP』(フジテレビ系)、『テレビ千鳥』(テレビ朝日系)が放送開始。大手企業のCM出演も続く。男気を感じさせながらもアウトローな空気をまとった“危うい”大悟の存在を、ノブがマイルドなツッコみで笑いに変換するという明確な役割分担が、バランスのいいコンビとして幅広い世代に受け入れられ、お茶の間を盛り上げている。彼らがお笑いファンを超えて大衆に支持されるようになった背景には、ここ数年におけるノブの“パブリックイメージの変化”がうかがえる。

多数の冠番組にCM出演、いまやポップアイコンとなった千鳥の軌跡

 2012年の東京進出から約8年。すっかり全国区の人気が定着した千鳥は、いまやテレビ出演を目にしない日がない売れっ子芸人だ。10月からは2本の番組がゴールデン帯に放送されており、新番組『千鳥のクセがスゴいネタGP』(フジテレビ系)は、2人のブレイクのきっかけとなった決めぜりふ「クセがすごい」が冠につく。深夜から移動した『テレビ千鳥』(テレビ朝日系)は、ゆるさが自慢の千鳥らしい企画がさく裂だ。

 さらにCM出演をみると、今年はソフトバンク「勝手にHERO’S」、ダイハツ工業「タフト」、タマホーム「ハッピーソング 千鳥篇」、中国電力の各シリーズなど、ファミリー向けとされるCMにも続々と登場している。年に2回調査される「テレビタレントイメージ調査」8月度の「男性タレント人気度ランキング」では、マツコ・デラックス(3位)や明石家さんま(4位)を追うかたちで5位にランクインし、初のTOP5入りを果たした(ビデオリサーチ調べ)。

 すっかり人気タレントとしてメジャーシーンに定着した千鳥だが、とくに今年はノブの活躍が目覚ましかった。レギュラー出演中の『林修のニッポンドリル』(フジテレビ系)、『ぐるぐるナインティナイン』「ゴチバトル」(日本テレビ系)などに加え、10月には新番組『ノブナカなんなん?』(テレビ朝日系)がスタート。タイトルに自身の名前を冠した番組で、女性に人気の高い弘中綾香アナとともに息のぴったり合った進行で企画を盛り上げている。

 2020年は、これまで自身のポジションを模索しながら地道に努力を積み重ねてきたノブが、ピンでの活躍の場を広げることで千鳥の躍進をけん引したといっても過言ではないだろう。

順風満帆ではない鬱屈した日々…自己分析から切り開いた活路

 千鳥の大きな魅力は、天才・大悟の危うい存在感と独特なボケのセンスにある。アウトローな雰囲気をかもしだし、巻き舌でボケを繰り出す様は、千鳥ならではの唯一無二の武器だ。そこに、ノブの“普通な”見た目からは想像し難い瞬発力の高さ、抜群のセンスでパワーワードを連発する卓越したツッコミが合わさり、2人のおもしろさを増幅させている。

 しかし、千鳥は大阪から上京して以降、現在のような売れっ子になるまでは決して順風満帆な道のりではなかった。大阪では当時、二桁のレギュラー番組を持っており、東京では早くから深夜バラエティなどに出演するも、なかなか思うような結果を残すことができなかった。だが、千鳥のコンビ芸(=千鳥の魅力)そのものを変えることはしたくない。そこで2人は、大衆に向けたアプローチをはじめる。

 ノブはその頃の思いと、千鳥の芸を客観的に分析したブレイク戦略を、ラジオ番組で以下のように振り返っている。

「俺らがやりたいネタは、時事的な話題があるわけでもない、しょうもない内容。でも、俺らが“おなじみの顔”のポップな存在になれば、こんなしょうもないネタもウケルんじゃないか。そこで迎合作戦に変えて、情報番組にしこたま出演していった」(『オードリーのオールナイトニッポン』2017年4月21日放送より)

 そんな読み通り、千鳥はメディア露出を増やすとともに、パブリックイメージを高めながら、彼らの言う“ポピュラーな存在”になっていく。同時に、千鳥のおもしろさをいち早く見抜いていた『ゴッドタン』(テレビ東京系)の佐久間宣行プロデューサーや、『アメトーーク!』(テレビ朝日系)の加地倫三プロデューサーをはじめ、番組スタッフや東京で活躍する先輩芸人から“ありのまま”がおもしろいことをアドバイスされ、自分たちが信じる芸への自信を深めていった。

 そうして、「クセがつよい」というお決まりのツッコミと、「〜じゃ」という漫才ではあまりなじみのなかった岡山弁を全面に打ち出し、バラエティや情報番組への出演を重ねながら、大衆に受け入れられるようになっていく。キャッチーで日常使いしやすいワードは、瞬く間に広がっていったのだ。

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