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「お茶の間に愛されることが仕事じゃない」宇垣美里が掲げる、フリーアナとしての現在地

”高校時代の自分に恥ずかしくないように”が選択の軸に

――ところで、宇垣さんは美容好き女子の間で注目度が高いですが、今度、コスメに関する書籍「宇垣美里のコスメ愛 BEAUTY BOOK」(小学館)も発売されるとか。改めて「コスメ愛」をお聞かせください。

「書籍の企画として、いろんなメイクさんにメイクをしていただきました。みんな私ですが、同じ人とは思えないぐらいそれぞれ違う雰囲気になっていると思います。何者にもなれるし、何者でもいられる。それがメイクの楽しさだと思うんです。How toも載っていますので、『あ、こういうやり方があるんだな』と参考にしていただけたらと」

――宇垣さんご自身は、大学入学を機にメイクの面白さに目覚められたそうですね。

「大学の入学式で、周りの子がみんなメイクをしていて(笑)。それまで私自身は、メイクは大人っぽい人がやるものだと思っていたことと、ギリギリまで寝ていたいほうだったこともあり、誰にどう見られるかなどは昔から気にしないので、『別にお化粧してもね……』と思っていたんです。でも、やってみると、他人のためじゃない、自分のために、メイクってすごく良いと思ったんですよ。自分の気分を上げるためだったり、なりたい自分になるためだったり、自分を鼓舞するためのものということを、大学生になって挑戦してみて初めて知って、どんどん好きになった感じですね」

――メイクも、仕事の仕方も、宇垣さんのスタンスはやはり共通している気がします。

「確かにそうですね(笑)。私はあまり判断軸に他人の目線を入れないので。それは問題のある部分ではあるんですが、一方で、だからこそずっと変わらないでいられる部分でもあると思うので」

――ご自身のブレない軸の原点はどこにあるんでしょうか。

「高校生の頃の自分がいちばん真っ直ぐだったと思うので、その頃の自分に恥ずかしくないように、というのは常々頭に置いています。ある種、たくさんあった選択肢の中のひとつを私は選んだわけなので、それ以外の道に進みたかったかもしれない自分に責任をとらなければいけないという気持ちが今も強くあって。私自身は変わらないので、同じ尺度で測れますが、他人や世間は変化するので、判断軸の一つにするには、ブレてしまうんじゃないかとか、正確性はあるかなと思ってしまいます」

――コスメの選び方で変わってきたところはありますか。

「昔より、抜いたメイクができるようになったことですね。全部頑張るんじゃなくて、「アイシャドウきかせるなら、マスカラは要らないや」とか。29年間の中で経験したものや背負っているものがあるので、“全部のせ”じゃなくて良いかなという余裕が生まれた部分はあると思います」

――ご自身のブレない軸があるだけに、「孤高の存在」に見える部分もあります。ソウルメイトというか、心を許せる人はどんな人ですか。

「私は妹とすごく仲が良いので、妹がその一人かもしれません。あとは、高校時代の友人とすごく仲が良くて、いまだに月1回くらいで会っているんですが、自分を肯定してくれる友人がちゃんといるので、他の人からの肯定をあまり必要としていないのかなとも思います。その中には会社員もいれば、個人事業主も、医療関係もいて、ふり幅がすごくあるんですが、根っこの部分での仕事に対する考え方や生きていくうえでのモチベーションが、私とすごく似ていて。かつアナウンサーじゃない私を知ってくれているので、“私らしさ”が他のところでどう位置付けされようと、ちゃんと帰るところがあるんですよ。私が何をしても、どういう評価になっても、受け止めてくれる人がいるというのは、ブレない大きな要因の一つかと思います」

――今後の展望は?

「私は何か新しいモノを見たり、挑戦したり、自分の中のひきだしを増やすのがすごく好きなので、今後もそれは続けていきたいし、その過程で生まれるものを大事にしていきたいと思います」
(取材・文/田幸和歌子)

「宇垣美里のコスメ愛 BEAUTY BOOK」(小学館)

2014年、TBSにアナウンサーとして入社。数々の人気番組の担当を経て、2019年4月よりフリーアナウンサーとして活躍している宇垣美里さん。現在、宇垣さんが注目を浴びているのが、その「コスメ愛」です。

本書では、

●宇垣さんがリアルに選んだアイテムを使った本人によるメイクHow to
●色々試した結果使い続けている宇垣ベストコスメ<スキンケア編>で美肌の秘密をご紹介
●第一線で活躍するへア&メイクアップアーティストたちが“宇垣美里"を変身
●生い立ち、今まで&これからについて語る

など、自身のSNSアカウントを持っていない彼女の、今まで語りきれなかったコスメのこと、自分の内面のことまでまとめた1冊です。
宇垣美里 衣装クレジット
ブラウス(テラ/ティースクエアプレスルームtel.03-5770-7068)
スカート(オットダム/ストックマンtel.03-3796-6851)
イヤリング、ブレスレット、リング(エテtel.0120-10-6616)
靴(ダイアナ 銀座本店tel.03-3573-4005)

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