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ファミコン芸人フジタが選ぶ 「終わると険悪に?あの頃僕らは真剣だった“対戦ゲーム”」7選

フジタが世の中の理不尽さを知った「くにおくん」シリーズの名作とは?

ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会(1990年/テクノスジャパン)
 くにおくんシリーズいろいろありますが、僕の中では「大運動会」ですね。ファミコンでも、マルチタップつないで4人ないし、ジョイカードを入れて3人がやっていた記憶がある人もいるかと思います。

 そもそもこの複数人プレイというのが鬼門で、”徒党”を組めるんですね。1対1だと実力で負けたってことを認めざるを得ないんですけど、1対複数人だと数の論理でどうにもならないケースがある。前回の「熱血硬派くにおくん」でもお話しましたが、くにおくんシリーズは操作性が難しい。ゲームに慣れてくると、うまい人とそうでない人の差が出てくるんですけど、弱い人は弱い人でタッグを組んで、うまい人を陥れようとしてくる。特に水中は、どんなにうまい人でもタッグを組まれたらアウトです。世の中にはどうしようもないこともあるんだなということを知ったソフトですね(笑)。
ファミリージョッキー(1987年/ナムコ)
 馬を操作する競馬のゲームなんですが、当時としてはなかなか画期的なゲームだったと思います。そもそも実際の競馬では「進路妨害」は失格になってしまうほどダメな行為なんですが、このゲームは「進路妨害」が基本になってくるんです。

 馬を操作するんですけど、体力がなくなるとスピードが出なくなるので、相手をブロックするしかないんですね。馬自体実力差はあるんですけど、走っていて体力がなくなるとスピードが落ちてくる。前にいたとしたら、後ろから追いかけてくる馬をブロックするしかないですよね。ブロックすると前に行けなくなるんですよ。

 ファミコン版だと最大2人なんですが、PCエンジン版(タイトルは「ワールドジョッキー」)は最大4人まで参加できるんです。だから、ゲームの実力云々の前に、自分以外の人たちに徒党を組まれるとどうしようもなかったですね。自分がどんなに体力があっても、前に3頭いたらどうしようもない。基本的に足の引っ張り合いが面白いゲームなんですけど、我慢の限界を超えて殴り合いに発展したのもいい思い出です。

【3分動画】ハメ技披露「くにおくん それゆけ大運動会」

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