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ミッフィーはなぜ口が「×」なのか…65周年でもなお愛される秘密
ミッフィーはなぜ口が「×」なのか…65周年でもなお愛される秘密
広報担当者 絵本は現在も『うさこちゃん』で出版されています。オランダ語の「ナインチェ」の絵本を最初に日本で翻訳出版(1964年)した際に「うさこちゃん」と訳され、同じ頃に英国では「ミッフィー」に翻訳出版されました。その後、世界ではわかりやすいようにミッフィーで統一されました(オランダ・とベルギーはナインチェのまま)。ただし、絵本『うさこちゃん』(福音館書店)については、歴史や経緯も尊重し、そのまま翻訳出版しています。ただしグッズなどの商品化については、基本的に国内でも「ミッフィー」で統一しています。
――愛らしいミッフィーですが、なぜ口が「×(バッテン)」なのでしょうか?
広報担当者 作者のブルーナさんがウサギの顔を見た時に、鼻から口の部分が「×」に見えたそうです。それがそのまま「ミッフィー」の姿となっています。
――お父さんとお母さんの口は「*」、お祖父ちゃんとお婆ちゃんの口も違います。なぜなのでしょうか?
広報担当者 「×」に横線が1本多いのが、大人の口の表現となっています。その横線1本は「しわ」を表しています。ブルーナさんにとって「しわ」は大人としての印だそうです。
――ミッフィーは、なぜいつも「正面」を向いているのでしょうか?
広報担当者 ブルーナさんが絵本の読み聞かせをする時に、子供たちはいつもじっと真っすぐに絵を見つめていたそうです。常に読者(子供たち)に対してきっちりと見つめ返すために、正面を向くスタイルを確立したとのことです。