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江野沢愛美が全力で推したい“韓国ファッション&カルチャー” 「着るとテンションが上がる」魔法

女性ファッション雑誌『non-no』の専属モデルを務めている江野沢愛美さん。雑誌以外にもCMやファッションイベントに多数出演しつつ、近年は映画『羊とオオカミの恋と殺人』や『シライサン』に出演するなど、女優としても活躍しています。そんな彼女の“韓国好き”はファンの間では有名。韓国を訪れる際には、エリアごとにファッションの傾向も変えているんだとか! そんな韓国ツウの江野沢さんに、今注目を集めている“韓国ファッションとカルチャー”について、現地の人気スポット別の着こなし術やおすすめブランドなど、韓国LOVE溢れるお話をうかがいました。

取材・文:オオサワ系

きっかけはK-POP “オタク気質”で私服までとことんチェック

――韓国のカルチャーやファッションにハマったきっかけは何だったのですか?
江野沢愛美小学生のときに「東方神起」がすごく好きになって、そこからですね。その後、今のお仕事をするようになってからライブイベント『a-nation』で初めて生で東方神起のステージを観て、より好きになったんです。さらに「少女時代」も好きになって、それ以外のアーティストにも興味を持つようになりました。
――その流れで韓国のファッションにも興味を抱いたのでしょうか?
江野沢愛美そうですね。音楽だけでなく、韓国の女性アイドルグループの人たちが着ている私服もチェックするようになって。当時はSNSが今ほど普及していなかったし、まだ“ガラケー”の時代だったので、パソコンで調べて画像をプリントアウトして持ち歩いたりしていました。わりとオタク気質な部分があって、一度ハマるととことん突き詰めないと気がすまないんですよね(笑)。
――最近お気に入りのアーティストや、ファッションの参考にしている人はいますか?
江野沢愛美BLACKPINKはよく聴きますし、ファッションもチェックしています。特にジェニー(キム・ジェニ)が好きで、彼女の私服を参考にしています。

江野沢さんお気に入りの1曲 BLACKPINK『AS IF IT'S YOUR LAST』

明洞、新沙洞、弘大、梨泰院――“江野沢流”人気エリア別コーデ術

――韓国に行く際、エリアごとにコーデを変えるそうですね。それはなぜですか?
江野沢愛美韓国に行くと、よくおしゃれなカフェで写真を撮ってインスタグラムにアップするんですけど、その時にお店とミスマッチなファッションだと“映えない”ので(笑)。
――なるほど。それでは、若者に人気の4エリア明洞(ミョンドン)、新沙洞(シンサドン)、弘大(ホンデ)、梨泰院(イテウォン)について、それぞれの街並みにマッチするコーディネートを教えてください。
江野沢愛美まず明洞は日本の観光客が多くて、人が密集している印象が強いです。なので、Tシャツにデニムパンツ、靴はスニーカーっていう、カジュアルで動きやすいスタイルがいいと思います。ただ、あまりラフだと味気ないので、アクセサリーでポイントを作るといいかもしれないですね。
明洞(ミョンドン):ソウル中区にあり、国際的なファッションブランドや高級デパート、コスメショップなどが集まるショッピング街。南大門市場も近く、夕方にはメインストリートに屋台も登場する。

シンプルなコーディネートで韓国を旅行する江野沢さん(写真は大邱)

――新沙洞はいかがですか?
江野沢愛美新沙洞は上品な街で、特におしゃれなカフェが多い。私は新沙洞のお店で洋服を買って、行きたいカフェの内装や雰囲気に合わせたコーディネートを組んだりします。例えばカフェがベージュ一色のシンプルな内装だったら、今はやりの白や茶系のワントーンで合わせるとか。ブランドでいうと、シックなテイストが多い韓国の「LOW CLASSIC」のアイテムがマッチすると思います。
新沙洞(シンサドン):ソウル江南(カンナム)区にあり「カロスキル(街路樹通り)」が人気。オシャレなセレクトショップやカフェ・レストランが軒を連ね、流行の発信地として知られる。

写真は大邱のカフェ

――弘大はどうですか? 日本で言うところの原宿のようなエリアだそうですね。
江野沢愛美そうですね。アイドルの卵たちが路上パフォーマンスをしていたり、街中ではずっと音楽が流れていて、個人的に大好きなエリアです。弘大には「ADER error(アーダーエラー)」という有名ブランドのショップがあって、街にいる人もADER errorのアイテムを着たストリートっぽい着こなしが主流です。なので、それに合わせたスポーティ&ボーイッシュなスタイルがフィットすると思います。
弘大(ホンデ):ソウル麻浦(マポ)区にあり、韓国の美大「弘益大学」の周辺エリアということもあり、若者たちによるアートや音楽などの創作活動が盛ん。新しいレストラン・カフェが次々出店する弘大タボッキルや、カラフルなストリートアートが並ぶ写真撮影スポットの「ピカソ通り」などが人気。

着用パーカー「ADER error」

――梨泰院はいかがでしょう?
江野沢愛美梨泰院はクラブとかバーが多い、国際色豊かなところです。“映える”スポットが盛りだくさんなのでかわいい写真を撮りたい人にはおすすめですね。梨泰院のバーやラウンジにはドレスコードのあるお店も多いようなので、女性らしいタイトワンピにハイヒールを合わせるなど、大人っぽい着こなしをするといいですね。
梨泰院(イテウォン):ソウル龍山区。国際色豊かでラウンジバーやクラブなどナイトスポットが充実しているのが特徴。国立中央博物館や美術館など文化施設も多い。

韓国最新ファッションは“学生服”! 学生気分で街歩き

ヨンナムドンのカフェ

ヨンナムドンのカフェ

――この4エリア以外で、江野沢さん的にオススメのスポットはありますか?
江野沢愛美漢江(ハンガン)公園はすごくいいですよ! お天気のいい日は、そこで食事をしたりしながらのんびりしています。あと弘大から少し離れたところに延南洞(ヨンナムドン)というエリアがあるのですが、そこは最新のおしゃれカフェが軒を連ねていて、どのお店にも入りたくなっちゃいますし、スイーツもフォトジェニックなものばかりですごくかわいいんです。

漢江公園

漢江公園

――これだけは食べておきたい韓国グルメは?
江野沢愛美「明洞餃子」! どの観光ガイドにも載っている定番のお店ですが、めちゃめちゃ美味しくて一人でも食べに行きます(笑)。カルグクスっていううどんみたいな料理もめっちゃ美味しいんですよ。それと、屋台もすごく好きで、東大門(トンデムン)の屋台によく行きますね。屋台フード特有の味と雰囲気は日本では味わえないので、ファッションと同じくらい韓国での楽しみの一つになっています。
  • 明洞餃子

    明洞餃子

  • 韓国屋台での食事

    韓国屋台での食事

――最新のファッションやグルメのほかに、韓国ならではの魅力を満喫できるものってありますか?
江野沢愛美学生服ですね。韓国のアイドル好きの女子たちは、IZ*ONEやTWICEなど、アイドルがオーディション時代に着ていたのと同じ学生服を着たい人が多くて、貸してくれるお店があるんです。それを着ることがめっちゃ流行っていて。

景福宮(キョンボックン)という古い王宮では、チマチョゴリを着て写真を撮れるんですが、それと同じように韓国の学校の学生服を着て、そのまま街に遊びに行ったりカフェでお茶をしたりできるんです。着用する際のプランもいろいろあって、1日中着ることもできます。普段のファッションとは違った楽しさがあっておすすめです!

韓国風の学生服を着て買い物

韓国風の学生服を着て買い物

「着るとテンションが上がる」おすすめブランド2つ

着用シャツ「ANDERSSON BELL」

――続いて、江野沢さんが好きな韓国のブランドを教えてください。
江野沢愛美まずは「ANDERSSON BELL(アンダースン ベル」です。プライス的には高くても3万円くらいで、わりとお手ごろなんです。服はストリートテイストで、デザインやプリントが凝っているものが多く、着ているとよく「どこのブランド?」って聞かれます。

もう一つは先程も登場した「LOW CLASSIC(ロウ クラシック)」。こちらは大人な感じで、プライスも少し高めです。シックな中に女性らしさを兼ね備えたデザインが好きです。ベージュやグリーンなど、淡いカラートーンのアイテムがお気に入りですね。

着用ニット「LOW CLASSIC」

――パリやミラノ、ロンドンなど他の都市にも多くのファッションブランドがありますが、それよりも韓国ファッションの方が気になりますか?
江野沢愛美そうですね。韓国のデザイナーズブランドって、一見高そうに見えるけれど比較的手ごろな値段で、品質も高いんです。あと気分の上がる色味だったり、デザインも肩がパフスリーブになっていたり、全体がアシンメトリーな作りになっていたりとかユニークなものが多くて、着るとテンションが上がるんですよね(笑)。韓国ファッションのそういう部分も好きです。
――では、今季の韓国ファッションを楽しむ際、最低限押さえるべきポイントを教えてください。
江野沢愛美今の時期なら白Tシャツにスキニーパンツを合わせて、足元はフラットシューズ、その上からトレンチを羽織るというのが人気の韓国女子スタイルですね。ミニショルダーを持ったり、長めのヘアにカールをつけたりすれば、よりリアルな韓国女子の雰囲気が出ると思います。

――なるほど。韓国はファッション以外にコスメも人気ですが、チェックしていますか?
江野沢愛美はい。化粧品もすごく好きで、洋服と同じくらい必ずチェックしていますし、よく買います!


韓国ファッションは、「今や生活になくてはならないもの」

――自身が手がけるブランド「COLICE(コリス)」も韓国ファッションのエッセンスが反映されているのでしょうか?
江野沢愛美そのまま真似るということはないですが、自分がプライベートで着ているテイストに近いファッションをしている方が韓国アイドルの方に多くいるので、そういう意味では何らかの形で無意識に反映されてはいると思います。
――「COLICE」は、カジュアルなものからドレッシーな雰囲気のものまで、様々なテイストのアイテムがありますが、デザイン案はいつ考えているのですか?
江野沢愛美普段お店に行って洋服をチェックする時は、綺麗な色味や面白いデザインのアイテムを見て「こういう服を作りたいな」って無意識に考えているので、そういう経験が元になっていると思います。ブランドを立ち上げる前から自分の好みをベースに、作る人の目線で服を見ていたので、変わらずにそれを続けているという感じです。

――最後に、江野沢さんにとって韓国ファッションの魅力とはなんでしょう。
江野沢愛美飽きのこないデザイン、あとは単純にかわいいところです。ブランドとしての特徴やベースがしっかりとありつつも、流行もしっかりと押さえていて、どんなスタイルにも合わせやすいのが魅力なんだと思います。私自身、ファッションにハマるきっかけにもなっているくらい、好みのデザインのアイテムが多いので大好きです。いまや自分の生活になくてはならない、とても大事なものですね。
プロフィール
江野沢愛美(えのさわ・まなみ)
1996年11月1日生まれ、千葉県出身。A型。2008年から『ピチレモン』専属モデル、2013年6月から『Seventeen』専属モデルを務め、ティーンモデルとして人気を博す。現在は『non-no』の専属モデルとして活躍するほか、大型ファッションイベントへの出演や、企業広告モデルに多数起用されている。またSNSの発信力が強く“ツイッターの神”と呼ばれるほど同世代女性から圧倒的な支持を獲得している。
ブランド情報
『COLICE』(外部サイト)
江野沢愛美がディレクションを務めるファッションブランド。
“HELLO NEW ME, HELLO NEW MELODY.” をタグラインに、「今着たいファッションアイテム」を中心に展開している。COLICE=“気まぐれな心” という意味をもち、恋の駆け引きのように、気まぐれで少しわがままで自由に…。今日ワンピースを着たら明日はボーイッシュにと、日々様々な自分を楽しんで自由に生きてきた江野沢自身のスタイルが投影されている。
この記事について
この記事は、LINE初の総合エンタメメディア「Fanthology!」とオリコンNewSの共同企画です。(5月1日掲載
俳優・歌手・芸人・タレントらの趣味嗜好を深堀りしつつ、ファンの「好き」を応援。今後、さらに気になる人の「これまで」と「これから」をお届けしていきます。

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