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何気ない日常の“ドラマ”を写す 上白石萌歌のフィルムカメラ愛

上白石萌歌

女優、歌手など、多方面で注目を集めている上白石萌歌さん。そんな彼女が日頃から愛してやまないのが「フィルムカメラ」。デジタルとは違って、現像されるまでどんな仕上がりかわからないワクワクや、何気ない日常の風景にも“ドラマ”が息づく質感……。現在愛用しているカメラとのチャーミングなツーショット、そして上白石さんの解説とともに過去のベストショットもお楽しみください!

撮影:高畠翼 取材・文:東海林その子 ヘアメイク:冨永朋子(アルール) スタイリスト:道端亜未

一枚一枚が貴重なフィルムカメラ “師匠”は黒島結菜

――カメラに興味を持ったきっかけを教えてください。
上白石萌歌父が写真を撮るのが好きで、幼い頃に姉と一緒に撮ってもらっていたので、そこからですね。父に教えてもらうこともありました。父はデジタルを使っていたんですけど、私は中3くらいでフィルムに目覚めて。

ドラマ『さよならドビュッシー』(2016)で共演させていただいた黒島結菜さんが、大学で勉強されているくらい、めちゃくちゃカメラオタクなんですよ。結菜ちゃんがドラマの撮影中もずっと私のことを撮ってくれて、現像したものを見せてもらったときにすっごく感動して。それからカメラ屋さんなども教えてもらいました。
――黒島さんは上白石さんの師匠的な存在なんですね。 フィルムで撮ることの良さはどういったところでしょうか?
上白石萌歌現像に時間がかかるので撮ったあとに一旦寝かせて、写したものを見たときに“発掘した”みたいな感動があるところや、本当に何気ないものもいい感じに写るところとか。あらゆるものがおしゃれに見えたり、ドラマを感じたりするので、それが魅力的だなって思います。

あと、撮影現場でも盛り上がります。撮っていると「どんなふうに写るの?」って話になって、それでいろんな方を撮影しているんです。

――今は加工でフィルムのような質感にもできますが、あえてフィルムカメラを使うのはなぜですか?
上白石萌歌一枚一枚が貴重だから、闇雲に撮ったりしないところがいいなって思うんです。そういえばこの前、父が昔撮った現像に出す前のフィルムが見つかったんです。現像してみたら3歳くらいの姉と私が寝ている写真や、お母さんが私を抱いている写真が出てきて。カビで劣化しているところもあったんですけど、すごくいいな〜と感動したんです。データって飛んでしまうこともあるんでしょうけど、ネガって物として一生残るじゃないですか。

どなたかフォトグラファーさんがおっしゃっていたんですけど、震災を経験したときに水でデータが飛んでしまって親御さんがすごく悲しんだらしいんです。だからフィルムで撮ってずっと残していきたい、と話されていて。そうやって手元に残ることが醍醐味なんじゃないかなと思いますね。

フランスのおもちゃ屋さん

フランスのおもちゃ屋さん

祖父や父から受け継ぎ使用「カメラが巡っていくのも面白い」

――きょうは、今使っているカメラも持ってきていただきました。
上白石萌歌すみません、結構年季が入っているんですけど……(笑)。2年前くらいに、大学で写真の勉強をしているフォトグラファー志望の友だちと、中古のカメラ屋さんへ行って買ったものです。オリンパスの「ZOOM 105」というカメラで、レンズがめっちゃ伸びるんですよ! ズームしてもキレイに撮れるし、革を使ったデザインもかわいいので、とっても好きです。いつも持ち歩いています。

これを買うまでは、父や祖父のカメラを譲り受けて使うのが多かったですね。古いコニカのフィルムカメラが壊れてしまって、これが3台目くらいです。
――物持ちのいいご家族ですね!
上白石萌歌確かに(笑)。こうやって使っていたカメラが巡っていくのも面白いなって思います。

――どういうときに撮りたくなりますか?
上白石萌歌旅行先だと、意外とあまり撮らないんですよね。むしろ、友だちが二重アゴできるくらい笑っているときに「あ、撮りたい」って思います(笑)。そういうときのほうがかわいいし、素敵だなって。何気ない感じが好きですね。

――何を撮ることが多いですか?
上白石萌歌人物や景色、住宅地を歩いている子どもたちとかも撮ります。特に好きなのは部屋の中の写真。特に机の上って生活が出るから、写真を見ると「このときはこの作品をやっていたな」って思い出せるんですよね。そういう雑多なままの感じが好きです。
  • どこかのふしぎな階段

    どこかのふしぎな階段

  • 電車のホーム

    電車のホーム

富田望生もカメラ友だち 勧めてみたら「感性が開花」

――撮影のためにどこかへ行くことはありますか?
上白石萌歌昔はあったんですけど、今は旅行に行くから一応カメラを持っていくとか、写真目的ではなくなったかもしれないです。昔は、秋になったら代々木公園とかへ行って、イチョウを撮ったりしていました(笑)。
――スマホで撮ることは?
上白石萌歌全然あります。お仕事の告知用の写真はスマホが多いですね。でも私のデータフォルダってほとんどがスクショで……。乗り換え案内とか次の日の香盤表(ドラマなどの撮影を行う際に使用するスケジュール表)とか、全然かわいくないんです(笑)。

――スクショ、便利ですもんね(笑)。お仕事柄、上白石さんは撮られる側であることが多いと思うのですが、撮ることと撮られることの違いはありますか?
上白石萌歌撮られるのはいつになっても緊張しちゃいます。いい緊張感なんですけどね。撮っているときのほうが落ち着きます。

4年前くらいの雪が降った日

4年前くらいの雪が降った日

――先ほど黒島結菜さんやフォトグラファー志望のお友だちのお話が出ましたが、ほかにもカメラ友だちはいらっしゃいますか?
上白石萌歌女優さんだと、富田望生ちゃん。もともと望生ちゃんはデジタル派だったんですけど、私が買った中古カメラ屋さんに連れて行って、ファーストフィルムカメラを買うところに立ち会ったんです。

すごく素敵な感性を持っているので、きっと合うだろうなと思って勧めたんですけど、そのあと雑誌で望生ちゃんが撮った写真を載せる連載が始まって、私も撮ってもらったりしました。持っていた感性が開花して、仕事に繋がったひとつのきっかけになれたのは、すごくうれしかったです。
――仲良い方に撮られるのはいかがでしたか?
上白石萌歌自然体でいられますね。ずっと話しながら撮っていたので、撮影ってことを忘れていました。望生ちゃんにしか引き出してもらえない表情があったなって思います。

――上白石さんにとって、ファインダーから見える世界と普段の世界は違いますか?
上白石萌歌このカメラ、ファインダーがちっちゃくて全然見えないんです(笑)。あと、私は片目をつぶるのも苦手で。だからファインダーから見える世界っていうよりも、できあがった写真への感動が大きいですね。

私は人を撮ることが好きなんですけど、フィルムのほうが感情が写りやすいと思うんです。仲のいい友だちなら愛情がそのまま写真に反映されるというか、独特の温かみがあって、それがいいなって。デジタルでは伝わらないところが、フィルムだと伝わるのかなって思います。

最後に“待ち受けにしている”お気に入りショットを公開!

  • 和歌山の夕日

    和歌山の夕日

和歌山の夕日
『いだてん』で演じた前畑秀子さんの出身地・和歌山の夕日です。ひとりで夜行バスで行って温泉に入ったんですけど、上がったときに見えた景色がこれで。ドラマ『3年A組』の撮影が終わった次の日だったので、「あ〜やりきった〜!」って気持ちで見ていました。ここは実際に前畑(秀子)さんが泳がれていた紀ノ川で、ずっと待ち受けにしています。
  • 上白石萌歌1st写真集『まばたき』(宝島社)

写真集情報
上白石萌歌1st写真集『まばたき』(宝島社)2月28日発売(外部サイト)
10代最後のありのままの素顔を切り取った初写真集。ロケは、本人たっての希望により台湾にて敢行し、ファッションカットから、大好きな台湾グルメを無邪気に頬張る少女の顔まで、「20歳を迎える上白石萌歌」を撮り下ろした。ロケ中の直筆日記や生まれてからこれまでのロングインタビューなど、写真集だけの読み物企画も充実している。
プロフィール
上白石萌歌(かみしらいし・もか)
2000年2月28日生まれ、鹿児島県出身。2011年、『第7回東宝シンデレラオーディション』で、史上最年少の10歳でグランプリを受賞。以降、映画『羊と鋼の森』や、ドラマ『さよならドビュッシー 〜ピアニスト探偵 岬洋介〜』『義母と娘のブルース』『3年A組-今から皆さんは、人質です-』など多くの話題作に出演している。2月28日から世田谷パブリックシアターで出演舞台『お勢、断行』が上演される。
この記事について
この記事は、LINE初の総合エンタメメディア「Fanthology!」とオリコンNewSの共同企画です。(2月27日掲載
俳優・歌手・芸人・タレントらの趣味嗜好を深堀りしつつ、ファンの「好き」を応援。今後、さらに気になる人の「これまで」と「これから」をお届けしていきます。

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