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新田真剣佑、大ブレイクにも慢心は一切なし「まだ何か身についている確信がない」
「ベッドの上で寝転んで……」芝居では見せない素の自分
ファースト写真集の撮影の舞台に選んだ地は、韓国の首都・ソウル。「友人が住んでいましたし、大好きな韓国料理を本場で食べたいと思い、撮影場所はソウルを選びました。旅行に来たような、ラフな気分で撮影に臨んでいます」と話したあと、「でも、実は辛いものが極端に食べられないんです(笑)」と無邪気な笑顔を見せる。写真集のなかには、「韓国料理を汗だくになりながら食べた」という彼が、市場で食べ歩きしている姿や、大好きなスイーツを食べているショットもある。
3泊4日の撮影については、「いつもとは違う撮影場所で写真を撮られることは新鮮だった」と振り返る。「おすすめのカットは、今まで撮影したことがない、ベッドの上で寝転んでいる写真。撮影中は何も考えず、ありのままの自分の姿を、桑島さんに自由に撮ってもらったので、素の自分を見てもらいたいです」
何事も妥協できない理由「期待されている以上の芝居を見せたい」
「僕は“ゼロか100”にしかできない。期待されている以上のものを見せたいと思うと、手を抜くことができないんです。正直自分でも、もう少しラクに生きればいいのにな……と思うんですけどね(笑)」
芝居に悩んだときは、背中を追う俳優たちにアドバイスをもらうこともあるという。「先輩のみなさんたちは、自分の今の悩みをとっくの昔に乗り越えている。『ああ、自分はまだ若いんだな』と感じるときが多いですね」。そう口にする彼は、役者としての「何か」を早く掴みたがっているように見えた。
たとえ身を削ってでも「芝居の道」を全うしたい
「まだ何かが身についている確信はありません。」それは、与えられた役柄を完璧にこなそうとするあまり、自分に厳しくなってしまうからだろう。「お酒を飲まないから、酒でどうにかするってこともできないし。でも、今年と来年が頑張りどころだから」。
最後に、新田真剣佑という役者が、全力を賭けて芝居に打ち込む原動力は、どこにあるのか聞いてみると「それを考え出すと答えは出ません。自分は『芝居をやっていく』と決めていて、それを全うするだけなので」との答えが。だが、ポツリと「これまで共演した先輩俳優さんたちと、また同じ現場になりたいから頑張っているのかな……」と、本音が漏れていたのが印象的だった。
(取材/文・流石香織)
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