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堂本光一“SHOCK”はジャニーズイズムのかたまり、スターへの登竜門にも

 堂本光一が主演を務める舞台『Endless SHOCK』が、2月4日から開幕。それに先立つ3日には、公開稽古および記者会見が行われ、堂本ほか共演の中山優馬、久野綾希子、瀧本美織が登壇した。今年3月には通算1600回公演を迎える本作には、過去に生田斗真や関ジャニ∞の錦戸亮、大倉忠義らも出演。“SHOCK”が、“ジャニーズイズム”、そしてエンタテインメントの頂点であり、原点でもある理由とは?
>>堂本光一らが登壇、記者会見の写真はコチラ!

3月に通算1630回公演達成、マスコミの数は年々増加

  • 『Endless SHOCK』に出演する瀧本美織 (C)ORICON NewS inc.

    『Endless SHOCK』に出演する瀧本美織 (C)ORICON NewS inc.

 「また、“SHOCK”の季節がやってきました」。

 東京・有楽町にある帝国劇場で開催された堂本光一主演舞台『Endless SHOCK』の記者会見は、芸能レポーターのそんな一言から始まった。いつの頃からか、“SHOCK”といえば、帝劇の冬の風物詩になっている。2000年に始まった本作は、今年の3月末には通算1630回公演、トータルで293万人もの動員が見込まれている。初演以来、全公演のチケットが前売り開始日即日に完売。12年5ヶ月で、同一演目単独主演記録1000回越えなど、記録尽くめの舞台は、回を重ねるごとにダンスや歌や演出は精度を上げ、物語は深みを増すばかりだが、世の中を見渡せば“SHOCK”を観たことのない人のほうが大多数である。それでも、作品への注目度は高まる一方のようで、公開稽古に集まるマスコミの数は、年々増えていく。そして、本番とまったく遜色のない状態までに仕上げられた公開稽古を観て思うのだ。「堂本光一は、すごい」「ジャニーズは、すごい」と――。

 10数年前、初めて“SHOCK”という作品に触れた。それ以来、仕事ではなくても、“SHOCK”の季節になると、「今年の“SHOCK”はどんなものか。一度は観ておきたい」と思うようになった。そこには、歌、ダンス、芝居といったミュージカルの基本的なことだけでなく、イリュージョン、フライング、殺陣、階段落ち、和太鼓演奏など、ありとあらゆるエンタテイメント要素が詰め込まれていて、まさに“ジャニーズイズム”の集大成とでもいうべき華やかさがあったからだ。また、スターである堂本光一の命がけの、全身全霊の表現を目の当たりにすることで、ふと、“人が人を感動させる”その原点に立ち返るような気持ちにもなった。ミュージカルはこうあるべき、というようなセオリーから逸脱したオリジナルの舞台は、だからこそ、主人公のコウイチ以外のキャストが変更になると、音楽やダンス、台詞などもキャストに合わせてアレンジすることができる。そんな自由度の高さも魅力で、毎回キャストが発表になると、「今年はどうなる?」と期待が高まった。

生田斗真や錦戸亮、大倉忠義も出演 次なるスターを見つける発掘感も

 今年のライバル役は、これまで多く同役を務めてきた屋良朝幸でも内博貴でもなく、光一より15歳年下の中山優馬だ。会見で中山は「“SHOCK”は憧れの舞台。ここまで上りつめたという感じです」と語っていたが、舞台での経験を多く積んでいる中山にとっては、間違いなく“SHOCK”は、音楽劇の頂点であったはずだ。世界中のどんなミュージカルよりも盛りだくさんで、どんなミュージカルよりも自由度が高く、だからこそ“やらなければならないこと”がたくさんある。学ぶべきことはたくさんある。“ジャニーズイズム”の頂点であり、原点のような場所――。

 コウイチのライバル役と言えば、かつては今井翼や生田斗真、関ジャニ∞の錦戸亮が務めたこともあった。同じく関ジャニ∞・大倉忠義がオーナー役のときもあれば、初期の頃は、出演者にKAT-TUNのメンバーが名前を連ねていたこともある。King & Princeとしてデビューが決まった岸優太も、2013年から3年連続で“SHOCK”に出演している。この“進化する舞台”が、同時に“ジャニーズイズムの原点”でもある理由は、そんな発掘感にもあるのだ。観客は、ここからスターや有能な役者、パフォーマーが育っていくのを見届け、出演者は、ここで舞台というエンタテインメントの厳しさや面白さを知る。だからこそ、記録を更新し続ける舞台の舞台裏は、おそらく常に、ただならぬ緊張感が漂っているはずだ。舞台を観れば一目瞭然なのだけれど、そこには妥協とか惰性の文字は、一切ないのである。

“SHOCK”ほど、限界を超えようとするパフォーマンスは他にない

 歌も踊りも芝居もバラエティも司会も、何でもやるのがアイドル。その“何でもやる”イメージは、主にテレビを通して浸透していく。でも、本来、ジャニーズアイドルの“何でもやる”感は、“あらゆることに身体を張る”という意味であったのかもしれない。とにかく、人間の限界ギリギリまでのエネルギーを放出しながら、美しく、儚く、妖しく魅せていく堂本光一のパフォーマンスには、何度観ても心を動かされるし、それは、スターにしかできない表現であると思う。

 “SHOCK”が更新する記録は、公演回数や動員数などの数字で測れるものだけではない。 人が、3時間弱のステージでできるパフォーマンスの限界値を、光一は、毎年上げてくる。“SHOCK”の季節がやってくるたびに――。つまり、“SHOCK”は、ジャニーズイズムの頂点であると同時に、エンタテインメントの頂点であり、原点でもあるのだ。音楽劇だけでなく、ストレートプレイも、コンサートも、映画も舞台も、ジャニーズが発信するエンタテインメントはたくさんある。でも、“SHOCK”ほど、限界を超えようとするパフォーマンスは他にない。だから、これだけは言える。“SHOCK”を観ずして、ジャニーズを語るなかれ、と。
(文:菊地陽子)

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