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横澤夏子インタビュー「女芸人の幸せってなんだろう…」
2016年は“スマスマ”に出られたことが頑張った自分へのご褒美だった気がします
横澤夏子メチャクチャ嬉しかったです。ただ、昨年は本当に色々な芸人さんがブレイクしたので、正直ヤバかったなと(笑)。メイプル超合金の(安藤)なつさんだったり、(平野)ノラさんだったり、もう後半の追い上げが凄くて!
――確かに、昨年の下期は平野ノラの追い上げが凄かった!(平野は女性部門2位)。ただ、年間トータルで横澤さんという感じでした。
横澤夏子それ以外にも、ぺこ&りゅうちぇるやトレンディエンジェルさんとかも番組が一緒になることが多くて、そのメンバーは世代を超えた同期みたいな感じでしたね。仲間意識が凄く芽生えて、「お互い頑張ろうね!」って励まし合ったり(笑)。
――戦友というか同志みたいな感覚ですね。
横澤夏子本当にそうなんです! でも、何年後かにはそのメンバーと「仕事どれくらい減った?」とか相談し合うんですかねぇ…。
――やっぱり常に不安はありますか?
横澤夏子ありますねぇ〜(しみじみ)。
横澤夏子やっぱり、『スマスマ』で出られたことですね。昨年1年間、頑張ったご褒美だったような気がします。昨年でしか味わえないことだったと思うので。
――残念ながら昨年末にSMAPは解散してしまいましたから、今年ブレイクしても出れませんでしたからね。
横澤夏子そうなんです! だから本当に運が良かったと言います。今7年目ですけど、「早く売れたい!」って、ずっと思っていたんですけど、仮にもっと早く売れたとしても、多分出れなかったとも思いますし。
――めぐり合わせですね。
横澤夏子はい。私が学生時代から観ていた番組だったので、凄く不思議な感覚でしたね。一瞬、素に戻って「なんで、私ここにいるんだろう!?」って(笑)。
――なんで私はSMAPメンバーと絡んでいるんだ、と(笑)。
横澤夏子その時だけは、ちょっとだけ「ここまで来たか…」と実感しました。あと、『イロモネア』で柳原加奈子さんと一緒にコンビを組ませて頂いたことも同じくらい大きかったですね。ずっと憧れていた方だったので、こちらもご褒美みたいな仕事でした。
ウザい女を演じていたつもりが、いつの間にか自分自身だったと気が付いて(笑)
横澤夏子やだ〜! ちょっとここは厚めに書いてくださいね♪
――(笑)。でも、実際かなりモテててるんじゃないですか?
横澤夏子昨年の前半までは婚活パーティにメチャクチャ行ってたんですけど、そこで出会った方から後になって連絡が来るというパターンが凄く多くなって、ちょっぴり天狗になってます(笑)。
――いまさら何で電話してきてるのよ、と(笑)。
横澤夏子遅いわよ!って(笑)。でも、ソロライブにも男性のお客さんが凄く増えた実感はありますね。以前は1割くらいしか男性のお客さんがいなかったんですけど、昨年は3割くらいにはなりましたね。私のネタは女性を対象にしたものばかりなので、男性で私のネタで笑う方って相当性格悪いんだなって(笑)。
――アハハハハ! でも、男性から見てもやっぱり面白いですよ。やっぱり「ムカつくわ〜」ってなりますから(笑)
横澤夏子嬉しい。してやったりですね(笑)。
――なんか、横澤さんのネタって、女性にとっては“踏絵”なんだなって思うんですよ。共感すると認めてしまう。でも面白いという。
横澤夏子確かにそうですね。認めてはいけないという拒否反応はありますよね。せめぎ合いですよ(笑)。ただ、昨年1年は色々なネタをやり過ぎて、「あ、これアタシだ…」って実感することもあります。
――ウザい女を演じていたのが、いつの間にか自分自身だったと(笑)。
横澤夏子「こういう女いますよね〜」ってやってたつもりが、「あ、これアタシじゃん」って(笑)。
――でも、確かに“ウザい女”を演じてる横澤さんは凄く憑依するし、上手いなと思うんですけど、ともすれば「このウザい女ムカつくわ〜」から「横澤夏子ムカつくわ〜」に転移してしまう可能性もありますよね。
横澤夏子ありますよね(笑)。私自身、本当にムカつく女をネタで演じた時って、全くウケなかったりするんですよ!
――笑いを通り越して嫌悪に(笑)。
横澤夏子ネタを見ていた友達が震えながら「ムカつき過ぎて笑えなかった」と。何事もバランスが重要だと学びました。
――アハハハハ! 因みにどんなネタですか?
横澤夏子(車の)助手席ではしゃいで、すぐトイレに行きたくなる女(笑)。私自身、「うわ〜!」って叫びたくなるくらいのネタですね。