「ずいぶん前から“メガネ男子”系の写真集が出ていたり、『3月のライオン』や『ユーリ!!! on ICE』(テレビ朝日系)など地味系メガネ男子を主人公とした作品も多く、女性の間では“メガネをかけた男性に萌える”ことは定式化されています。映画『4月は君の嘘』では山崎(賢人)さんが地味系メガネ男子を演じていますが、そうしたマンガの実写化が増えたことでメガネ男子が目立っているのかもしれませんね。また塩顔男子ブームの影響もあって、“薄い顔+メガネ=知的・誠実・好感度アップ”という方程式も成り立っているようです」(前出・スタッフ) かつては『電車男』の主人公のように、オタク男性がメガネを外してコンタクトレンズにした瞬間、イケメンに変身…なんて展開もお約束だったが、今や地味メガネ男子たちはすでにある程度のステイタスを確保しており、むしろイケメンたちが“地味め”に装うまでになってきているようだ。ガツガツしない今の時代だからこそ、地味メガネ男子が好感を持って評価され、エンタメ界で重宝されるのみならず、一般社会でも存在感を増していくかもしれない。今後も地味メガネ男子には“いい味”を醸し出してほしいものである。