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TVアニメ『逆転裁判』 梶裕貴&玉木雅士インタビュー

『逆転裁判』とは…?

  • 『逆転裁判〜その『真実』、異議あり!〜』キービジュアル

    『逆転裁判〜その『真実』、異議あり!〜』キービジュアル

 2001年10月のゲームボーイアドバンス版発売以来、“法廷バトル”という今までにないジャンルを生み出した人気ゲーム。プレイヤーは新米弁護士となり、無罪の罪に問われている被告人の濡れ衣を晴らしていく。依頼人の真実を勝ち取るため証人のウソを見抜き、証拠を突きつける際に発する「異議あり!」というせりふは代名詞として浸透。今回のアニメでも副題として使用されている。

 02年には続編「2」が制作されヒット。以降04年に「3」、07年に「4」、13年に「5」とシリーズ化され、派生作品も登場。新米弁護士・成歩堂龍一(なるほどう・りゅういち)の先祖が登場する『大逆転裁判-成歩堂龍ノ介の冒險-』、龍一のライバル検事・御剣怜侍(みつるぎ・れいじ)を主人公とした『逆転検事』なども登場し、シリーズ累計560万本超の大ヒットを記録している。今年6月9日には龍一と王泥喜法介(おどろき・ほうすけ)を“ダブル主人公”に据えたシリーズ最新作『逆転裁判6』(ニンテンドー3DS)が発売される。

過去には舞台・実写映画化も! アニメの見どころは?

 『逆転裁判』はその枠をゲームだけに留めず、さまざまなメディアミックス展開を実施。漫画版や小説版を発表したほか、08年には東京フィルハーモニー交響楽団によるゲーム音楽のオーケストラコンサートを開催。09年には宝塚歌劇団によって舞台化、12年には俳優・成宮寛貴主演で実写映画化された。

 これまでさまざまな形でゲームの魅力を表現してきた屈指の人気作だが、意外にもテレビアニメ化は今回が初めて。「異議あり!」「待った!」などの独特の吹き出しや、コミカルなギャグシーンはどう映像化されるのだろうか…ファンにとっては気になるポイントだ。

 このほど行われた同作の取材会で渡辺歩監督は「ゲーム側のテイストもすごく大事にしています」とした上で「ゲームファンの方がアニメ第1話を観ていただくと、『あれがあんな形で!』と驚く仕掛けがあります。ゲームであまり語られなかった謎を、改めて浮き彫りにすることによって、全体を1つの世界観にする仕掛けが散りばめられています」と期待をもたせた。さらに「アニメを観ると、ゲームをもう1度戻りたくなる、そういう不思議な視聴感になる。アニメはぜひゲームを携えて」とも不敵な笑み。一体どんな“法廷シーン”となるのか、注目したい。

 渡辺監督によると、さらにキャラクターの幼い頃にも焦点を当てていくという。「ゲームの中でときどき現れる物語を凝縮して、改めてアニメ化する。登場するのは(放送クールの)ちょうど真ん中あたりですかね」とも。ゲームの中でも語られなかったエピソードが楽しめるのも、アニメならではかもしれない。

 アニメは毎週土曜日午後5時半より読売テレビ・日本テレビ系全国29局ネットで放送。『逆転裁判』放送後の午後6時からは『名探偵コナン』が続き、“真実”を求め続ける探偵&弁護士のタッグが日曜の夕方を盛り上げる。

アニメ『逆転裁判』情報

2016年4月2日(土)スタート
読売テレビ・日本テレビ系全国29局ネット
毎週土曜 17:30〜18:00 (大分のみ毎週日曜 前7:00)

監督:渡辺歩
シリーズ構成:冨岡淳広 
キャラクターデザイン:太田恵子・渡辺浩二
音楽:和田薫 原作・監修:カプコン
アニメーション制作:A-1 Pictures

オープニング曲:ジャニーズWEST「逆転Winner」(4月20日発売)
エンディング曲:安田レイ「Message」(5月18日発売)
【公式サイト】(外部サイト)

(C)CAPCOM/読売テレビ・A-1 Pictures

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