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ジョン・カビラが『アカデミー賞授賞式』の注目作&俳優を語る!

 世界最高峰の映画の祭典『第88回アカデミー賞授賞式』が、2月29日(日本時間)に米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催。何度もノミネートされながらもオスカー像獲得を逃しているレオナルド・ディカプリオの「主演男優賞」ノミネートや、ジブリ作品『思い出のマーニー』の「長編アニメ映画賞」ノミネートなど話題が豊富となった今年の授賞式。10年連続でWOWOWの番組案内役を務めるジョン・カビラに、注目のノミネート作品や、案内役の視点から見たアカデミー賞授賞式の面白さなどを語ってもらった。

レオナルド・ディカプリオに「主演男優賞」を獲ってもらいたい

――作品賞にノミネートされた8作品の中で一番注目している作品は?
ジョン・カビラ 実話ベースのものが多い中で『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のような作品もありますが(笑)、僕は『レヴェナント:蘇えりし者』、『スポットライト 世紀のスクープ』、『マネー・ショート 華麗なる大逆転』の3作品に注目しています。なかでも『レヴェナント:蘇えりし者』が受賞したらアレハンドロ・G.・イニャリトゥ監督が「監督賞」も受賞する可能性があるので、そうなると2年連続でオスカー像を手にすることになります。

――『レヴェナント:蘇えりし者』はご覧になりましたか?
ジョン・カビラ “凄い映画を見てしまった……”という気持ちになるほど圧倒されました。究極の復讐劇になっていますし、アメリカの開拓時代の闇をえぐる作品でもある。撮影技術もさることながら、自然の美しさや厳しさも映し出されていて本当に凄い作品。個人的にはレオナルド・ディカプリオに「主演男優賞」を獲ってもらいたいと思っています。かなりハードに自分のことを追い込んだ演技を見せていますから。

――他に注目の男優・女優さんは?
ジョン・カビラ ケイト・ブランシェットが主演女優賞を獲ったら『ブルージャスミン』から2年ぶりの受賞になりますし、シルヴェスター・スタローンがノミネートされているのも嬉しい。『クリード チャンプを継ぐ男』は『ロッキー』の復活劇で、僕は『ロッキー』を観て“エイドリアーン!!”と一緒に叫んだ世代ですから(笑)。スタローンが受賞した際のスピーチも楽しみなので、絶対に助演男優賞を獲って欲しいと思います。

――司会をする上で気をつけていることはありますか?
ジョン・カビラ 現地で起きたことに対して素直に反応することを心がけています。スタジオゲストの方たちの言葉をどうやって引き出していくかということも試されるのが司会者ですから、授賞式の結果がわかるラスト数分まで気が抜けないです。

エンターテイナーとしての技量が計られるクリス・ロックの司会に注目!

  • 『クリード チャンプを継ぐ男』(C)2015 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. AND WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

    『クリード チャンプを継ぐ男』(C)2015 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. AND WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

――今まで司会をされたなかで、一番印象に残っている受賞作品はなんですか?
ジョン・カビラ 授賞式には毎回必ずドラマチックなことが起こります。思い出に残っている受賞作品というよりは、例えば主演男優賞は獲れなかったけれどもプロデューサーも務めた『アルゴ』が作品賞を受賞した時のベン・アフレックの表情や、『ディパーテッド』でマーティン・スコセッシ監督が受賞した時のプレゼンターがジョージ・ルーカス、フランシス・フォード・コッポラ、スティーヴン・スピルバークで彼の盟友の監督達だったこととか。そういう夢のような瞬間を視聴者の皆さんと共有できてきたことが、僕の宝物でもあり大切な思い出として強く残っています。

――今回は黒人の監督や俳優がひとりもノミネートされていないことで、社会問題にもなりました。その一方で、黒人のコメディアンであるクリス・ロックが司会を務めますが、どのような司会をすると思いますか?
ジョン・カビラ クリス・ロックのエンターテイナーとしての技量が計られると思いますし、彼にとっては“今ここに立っている意味や意義はなんなのか、どんな司会を求められているのか”ということが試される場。ハードルが上がってしまったなかで、きっと想像以上に軽々とそのハードルを超えてくれるんじゃないかと思います。迷いなんか微塵も感じられないほどの暴走、あるいは落ち着いた司会で驚かせてくれると思いますし、クリス・ロック節が炸裂するんじゃないかなと。練りに練られた進行プランと、予測不可能な各賞の展開に対するリアルな反応。そしてその反応を見て僕らはスタジオでどんなコメントをするのか? という部分もぜひ楽しんでもらえたら嬉しいです。

――『アカデミー賞授賞式』の面白さはどんなところにあると思いますか?
ジョン・カビラ 時代の空気を読み取りつつ、どこまでそれをエンターテインメントとして表現するのかが常に試されるアウォード。2007年と2014年の司会を務めたエレン・デジェネレスはレズピアンであることをカミングアウトしてますし、2013年にはセス・マクファーレンがギリギリのユーモアを盛り込んだ司会で攻めていました。司会者の起用にも何か意図があったり、政治的な話もステージ上で軽やかに話せてしまうことは素晴らしいと思うんです。社会的なメッセージを表現する部分と、華やかで夢のようなエンターテイメントショーの部分。その両方が成立しているのが『アカデミー賞』の魅力ではないかと。しかもそれが生放送で全世界に流れるわけですから特別な面白さがあります。そういったところは予定調和や大人の事情によって内容が左右されるどこかの国と違いますよね…良くも悪くも(笑)

――『思い出のマーニー』が長編アニメ映画賞にノミネートされていたり、ノミネートはされていませんが坂本龍一さんが『レヴェナント:蘇えりし者』の音楽を担当、『ヘイトフル・エイト』では種田陽平さんが美術を担当されています。日本人が海外へ進出することが当たり前の世の中になっていますね。
ジョン・カビラ 日本人が海外で活躍できることが普通になってきていて、エンド・ロールでも日本人の名前を見ると凄く嬉しくなります。これからも日本人のノミネートが当たり前になるような時代が遠くない日に来ることを期待しています。

(文:奥村百恵)

『第88回アカデミー賞授賞式』について

生中継!第88回アカデミー賞授賞式
【放送日時】2月29日(月)午前9時〜 ※二ヶ国語(同時通訳)[WOWOWプライム]

第88回アカデミー賞授賞式
【放送日時】2月29日(月)午後9時〜 字幕版[WOWOWプライム]

【司会】クリス・ロック
【案内役】ジョン・カビラ/高島彩
【レッドカーペット・ナビゲーター】武田梨奈/尾崎英二郎
【スタジオゲスト】斎藤工/町山智浩 ほか

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