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神木隆之介インタビュー『別次元の大きな経験… ひとつの可能性として希望が見えた2015年』

世界初! 超絶地獄コメディ『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』で、地獄に落ちた17歳・大助役を怪演した神木隆之介。そんなクドカンのオリジナル新作映画の話とともに、ドラマに映画に大いに存在感を発揮した2015年を振り返ってもらった。さらに! 2016年に見据える自身の姿についても語る。

どうしたらいいかわからかった初めてのボケ側

――宮藤官九郎監督が手がけた『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』の“人間くさい”台本を読んで、どんなイメージを抱かれましたか?
神木ダサくてカッコいいというのが、(演じた)大助のひとつのテーマだと思いました。地獄に落ちる前の現世での大助は、本当にダサいんです! ダサさを笑ってくださいという気持ちで演じていました。

――バスのなかで、バナナをくわえた大助の表情なんて、最高でした!
神木今回、現世パートで初めてボケ側に回りました。僕、いつもはツッコミなので、もうどうしたらいいかわからなくて。とりあえず、何でもかんでも全力でやってみました。(ボケの芝居は)楽しかったけど、いろいろ大丈夫かな? と不安でした。でも、監督が笑ってくださればまず安心という気持ちでした。

――本作で、調子に乗った芝居に開眼されたとか?
神木監督と(大助には)とにかく相手をイラッとさせたい。いかにイラッとさせて、軽くチャラくできるか? というところをいろいろと話し合いました。例えば大助は、人を指差すとき、手のひらを上にして、手首をぶらぶらさせているんです。あからさまに上から目線です、っていう(笑)。リハーサルのとき「これ、ムカつくよね!」となって、キラーK(長瀬智也)と最初に会ったシーンでは、ずっとキラーKに対してそうやっていて。あのシーンは、個人的にすごく好きなんです。現場でも何回もリハーサルを重ねたところでもありますし、いちばん最初に大助がすごく舐め切った対応をしているシーンでもあるので、何度観てもおもしろいなと思います。キラーKに死神(尾野真千子ふんするキラーKの元カノ)のことを話しているときの笑い声とか、あの一連の流れがすごく好きです。

――そういうアイディアは、台本を読んでいるうちに自然と浮かんでくるんですか?
神木けっこう今回はやってみないとわからないことがたくさんあったので、とりあえず現場で“ムカつかせよう!”と思ってやっているなかで、とっさに出てきたりしました。「意味わかんないしー」というセリフを印象づけたいという話も監督として。どういう言い方になるの? というところから、僕が学生だった頃は(意味の)「い」の音が、頭の上の方から出てくることにムカつきがありました、とか。最後の「し」に、小さい「ェ」がついて、最後の母音が「エ」で終わるというような、人を舐めた言い方をしていたという話を現場でずっとしていました。現代語なので、何でもありといえばありなのですが、象徴的なムカつかせる感じを探っていきました。「〜ッス」という語尾にも気をつけていましたし。常にドヤ顔で、ムダに自信を持った顔を意識していました(笑)。

いかにヘンな自信を持って歌えるかが勝負

――カッコ悪かった大助が、後半カッコよく成長していきますが、その辺のバランスはどう考えていましたか?
神木各シーンいろいろありすぎて、全体的な流れは全く考えていなかったのですが、男っぽいなって感じるセリフも多かったというか。そういうときは、大助のメンタルの強さも含めて、男らしく演じていました。最初は、悪い意味で何も考えていなくて、チャラくて軽いのですが、後半はいい意味で何も考えていないまっすぐさがカッコいいなあと思って演じていました。最終的には、でもこいつカッコいいなと思ってもらえるようにしようと思いました。

――現世では軽音楽部、地獄ではキラーK率いる地獄専属ロックバンド・地獄図(ヘルズ)のメンバーとして、ギター&ボーカルにも挑戦しています。劇中で流れるオリジナルロックナンバーから、インスパイアを受けた部分もありますか?
神木(大助が作ったという設定の)「スーサイド」という曲は、初めて聴いたとき、くだらないなと思いました(笑)。でもくだらないんだけど、歌詞のなかで究極の片思いをしているな、こいつ! って。それをいかにヘンな自信を持って歌えるか、というところが勝負でした(笑)。それ以外の曲もたくさんありましたが、メロディも歌詞もすごくシンプルなのに、ストレートに心に刺さる曲ばかりで。とくに「天国」は感動しました。

――ライブシーンは、普通のお芝居と気持ちが違いましたか?
神木いろいろつないでいくと、人をどれだけ楽しませることができるか? 楽しさを伝えることができるか? というところでは同じだと思います。でもやっぱり、歌うとかギターを弾くとか、技術的な面での違いというか……これまで曲のパフォーマンスはやったことがなかったので、別次元でしたね。長瀬さんに教えていただいて、ついていくという感じでした。僕にとっては、本当に大きな経験になりました。

――メジャーデビューも決定した、地獄図(ヘルズ)。年末のロックフェス『COUNTDOWN JAPAN15/16』をはじめ、今後の音楽活動にも注目しています! 完成作はどうご覧になりましたか?
神木楽しかったです! 自分が出演していることを意識せずに観ることができました。本当にいろいろなことがあり過ぎて、楽しめる要素が盛りだくさんの映画です。試写会のときから、いち観客としてこんなに楽しんで観た映画はなかったなとすごく思いました。

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