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坂口健太郎インタビュー『いまもまだ手探りだけど…違和感はなくなった』

いま日本でイケメンをイヤミなく演じられる俳優といえば、坂口健太郎の右に出る者はなし! 『俺物語!!』では、主人公・剛田猛男の幼なじみで、女子がみんな好きになる砂川誠役に大抜擢。一見とっつきにくいが実はやさしさにあふれたイイ奴を、さらりと好演した坂口に作品について聞いた。ヒット作に立て続けに出演し、いままさに人気急上昇中の次世代スターの素顔に迫る。

こんなにモテる男ってそんなにいない

――高校生役が続きますが、今回演じた砂川誠役には、どのようなアプローチを?
坂口……なんだろう。高校生役だけど、わりと普通にしていたかもしれないですね。(ヒロイン・大和役の永野)芽郁ちゃんが15歳、僕が24歳、(猛男役の鈴木)亮平さんが32歳で、ちょうど僕が真んなかだったので、芽郁ちゃんの方にちょっと寄せたところはあるかもしれないけど。高校生というよりは、(原作)漫画の砂川くんっぽくというのを考えていました。正直、こんなにモテる男の子って、そんなにいないじゃないですか。

――漫画が原作の場合、ビジュアル面は重視されますか?
坂口監督次第ですね。寄せられるところは寄せていくんですけど。砂川のときは、役と同じ髪の長さだったこともあってちょうどよかったので、ビジュアルで寄せていった感じもあまりなかったです。髪の色を染めたりはしたんですけど。あとは亮平さんや芽郁ちゃんとやりとりをしながら、自然に作っていきました。
――鈴木亮平さんふんする猛男の幼なじみという役どころですが、カメラの回っていないところでも、ふたりの距離感は意識されていましたか?
坂口撮影が終わったあと、亮平さんと一緒にごはんに行ったりとか、空き時間を一緒に過ごさせてもらって話したりして。友だちっていうよりは親友、ちょっと家族に近いくらいの愛がある関係性だと思ったので、一緒にいる時間を作ってもらえたことは、すごくありがたかったです。亮平さんは大先輩になりますけど、すごくフランクに接してくれたので、砂川として居やすかったです。

――作中「猛男、おまえはカッコいい」というストレートな砂川のセリフもありましたが、鈴木さんの演じる猛男は、やはりカッコいいと思いましたか?
坂口思いましたね、すごく(即答)。カラダの大きい人って、傍から見ると怖いじゃないですか。でも、亮平さんはそうじゃないんです。15歳だけどオヤジっぽいとか、(原作)漫画の体格やイメージだけなら、寄せられる人はたくさんいると思うんですけど、現場で亮平さんを見ていて、猛男の持っている厚みだったり、心の広さや深さを感じました。
 今回、原作を読んでからオーディションに行ったんですけど“あぁ砂川くん、イイ奴だな、好きだなー”って思って。“でも猛男は誰がやるんだろう? 逆に誰ならできるのかな? プロレスラーの人とかっていうのも違うだろうしな”って思っていたんですけど、亮平さん(が演じること)になって、役に対する愛情みたいなものをすごく感じました。

切なくはなるけど誰も悲しまない

――砂川の人物像については、どう捉えましたか?
坂口猛男に対して、アツいものを持っているし、一歩引くところの距離感もちゃんとある。イヤな男に見えることはないと思うけど、漫画の砂川のちょっと低体温なヤツっていうか、クールな感じをそのまま映像でやると、ただの冷たい男の子になっちゃうから、冷たくなり過ぎないようにと思っていました。あとは、原作の猛男のモノローグに「笑ったらこんなカオだ」ってセリフがあるんですけど、猛男といるときの砂川は、正直に感情が出るので、ちょっとやさしい気持ちでいようというのは考えてやっていました。

――猛男にとって砂川は、笑い上戸の幼なじみですよね。猛男と大和に誕生日を祝ってもらうシーンでは、文字通り、大(!)笑いしていましたね?
坂口猛男と大和が一緒にいることが、砂川からするとすごくうれしいし、猛男の悪口を言わない大和さんは、ちょっとヘンなおもしろい子でもあるし。幸せな気持ちのなかで大きく笑って、というのは、監督に言われました。笑ってる砂川を見ての、猛男たちの反応もあったので、本当にみんなで作っていった感じです。作品自体が幸せな映画なので、切なくはなるんだけど、誰かが悲しむというのもなくて。
――完成作を観て、印象に残っているシーンを教えてください。
坂口猛男がベランダで、お父さんにちょっと弱音を吐くシーンはすごく好きです。傍から見ると、完全無欠な猛男がすごく子どもに見えたというか、ちゃんと弱い心も持っている感じがして。僕はあのとき、となりでふたりのやりとりを聞いていて、お芝居は見れなかったんですけど、声を聴いているだけで、なんかいいシーンだなっていうのを感じました。

――日常ではなかなか見ることのできない、人の本質をのぞき見るような、映画ならではの醍醐味を感じるシーンでしたね。
坂口たしかにそうですね。言われてみると、映画のそういうところをおもしろいと思い始めたのが、僕がお芝居に興味を覚えたきっかけかもしれないです。

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