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『ヒロイン失格』撮影現場に潜入☆壁ドン3連発!!桐谷美玲&山崎賢人の笑顔の理由とは!?
山崎の教えで!? 壁ドン3連発=“3ドン”が完成
2月初旬に都内の大学で行われていた撮影現場を訪れると、キャストの和やかな話し声と英勉監督の大きな笑い声が構内に響き渡っていた。このとき行われていたのは、学校の廊下ではとりに迫っている弘光を、安達と一緒にいた利太が止めに入るシーン。
同シーンでは、はとりは強引にキスされてしまった弘光に、そのことを内緒にするようにお願いするが、逆に弘光はにじり寄りながら、逃げようとするはとりに壁ドンを連発! そこにたまたま通りかかった利太は、安達と一緒にいるのにもかまわず、弘光に「そいつ、嫌がっているだろ?」とふたりの間に割って入る。はとりは利太の行動に表情を明るくするが、弘光は意味深な笑みを浮かべ、安達は利太を見つめる――。4人の複雑な感情が動き出す重要なシーンであり、弘光がはとりに壁ドン3連発をキメる、別の意味でも話題になりそうな注目のシーン。
撮影前に英監督は、山崎をはじめキャストやスタッフも交えて3連発の流れについて相談し、坂口とともに練習を始める。「夏(映画公開)まで壁ドンって忘れられてないよね?」(英監督)と不安の入り交じる(!?)冗談も飛ばしながら、はとりと弘光の距離や顔の位置、カラダの動き、手の置き方までしっかりと研究。和やかななかにも真剣さと熱さが漂う空気に包まれて、6種類のドンのなかからあみ出された壁ドン3連発=“3ドン”が完成した。
笑い声に包まれる現場だから生み出されるもの
そして、カメラをまわしながらの“テスト”が始まると、山崎も英監督の後ろからモニターをみつめ、坂口の3ドンを「うまい。すばらしかったです(笑)」と絶賛。それを聞いて安心した(!?)英監督は、“本番”へ。秒数にするとそれほど長くはないシーンだが、カメラ位置を変えながらカットが順調に重ねられた。この日は、複雑な動きと微妙な感情が揺れ動く難しいシーンの撮影だったが、終始、穏やかな空気のなかで進行し、無事予定通りのスケジュールで終了した。
撮影の合間は、キャスト同士の会話も弾んでいて、それに英監督やスタッフが加わってふざけあっていることもあり、だれもがリラックスしていた。常に笑い声をあげている英監督に対して桐谷は「監督が誰よりも楽しそうです。いつも笑い声が響いていて、監督が笑っていると『よっしゃ』という気分になります」と笑顔を見せる。
キャスト、スタッフが真剣に楽しみながら打ち込める現場だからこそ、観る人たちを心の底から楽しませる作品を生み出すことができるのだろう。英監督はそれを実践すべく、自ら先頭に立って爆笑ロマンチックコメディの現場を引っ張っている――。そんなことを思わせる、すばらしいチームワークの撮影現場だった。
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ヒロイン失格
主人公の松崎はとりは、幼馴染の寺坂利太に恋する高校生。絶対的な自信を持って自分が彼の“ヒロイン”だと思い込んでいる。そんななか、クラスのなかでも六角精児似のイケてない女の子・安達未帆に告白された利太が付き合い始めるというまさかの展開!
「え、あたしヒロインじゃないの?」ふたりの関係に悶絶するなか、学校イチのモテ男・弘光廣祐がはとりに興味を持ち始め……まさかの三角関係!? 果たして、はとりはどちらを選ぶ?
監督:英 勉
出演:桐谷美玲 山崎賢人 坂口健太郎
2015年夏全国ロードショー
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