上野樹里主演のNHK大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』（総合　毎週日　後8：00〜）で、江の最初の夫となる佐治一成を演じる俳優の平岳大が5日、一成ゆかりの地でもある愛知県常滑市の大野城跡を訪れた。2008年の『篤姫』（徳川慶喜役）以来の大河出演となる平だが「一成は今週（10日）の放送から3回しか出てこないので、歴史の大きな動きに影響した人物というよりも、江と夫・一成の人間の感情ドラマをご覧いただきたい」と夫婦関係に注目してほしいと話した。

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　織田信長の妹・犬を母に持つ一成は、犬の妹・市の娘である江ら三姉妹とはいとこ同士。織田信雄（山崎裕太）の家臣で、伊勢随一の水軍を率いる大野城の城主である一成を味方につけたい羽柴秀吉（岸谷五朗）は、江を嫁がせることで水軍の取り込みを狙うが、一成はこれに乗じず信雄とともに徳川家康（北大路欣也）と手を組み、秀吉討伐を目論む。秀吉は家康勢に押され、最終的に和睦を結ぶものの、一成は江と離縁させられる。

　大野城跡を初めて訪れた平は「景色がとても美しく、水軍があったというのがよくわかる場所だという印象を受けました。地元の皆さんの歓迎も嬉しかったです」といい、江が一成に嫁いだ際に「この大野城のあった場所から伊勢湾を眺めるシーンがあるのですが、実際にこの場所に立ってみて、この景色を江たちが見たと思うと、感じるものがありました」と感慨深げに話していた。

　平演じる一成は10日（日）放送の第13回から24日（日）の第15回まで登場。江の2番目の夫・豊臣秀勝役をEXILE・AKIRAが、3番目の夫・徳川秀忠役を俳優の向井理が演じることが決まっている。10日のみ、後7：10からの放送となる。