ものまねや一人芝居、映画、ドラマで活躍する前田健が、初の脚本、監督を務めた映画『それでも花は咲いていく』が、5月7日(土)より東京・テアトル新宿、キネカ大森を皮切りに順次公開されることになった。前田が2009年に発表した同名処女小説が原作。セクシャルマイノリティーをテーマにした9つの短編からなる同小説は、大きな話題を呼んだ。映画は、人と変わった愛の形を抱えたまま、誰に打ち明けることも叶わず、生きづらいこの世界を健気に、必死に生きていこうとする人たちの姿を3編のオムニバスで描く。
過去に小学生の教え子にしてはいけないことを起こした罪を背負いながら、自分の許されない恋愛に悩む元有名進学塾の講師だった男(仁科貴)、容姿の醜さから人に拒絶されて以来、人を避けながら他人の部屋に侵入することに生きがいを感じる男(滝藤賢一)、そして最愛の母親を突然失い、呆然とした時間を過ごしながら過去の母親に思いをはせる男(平山浩行)と、一見否定されそうな癖を持つ3人の男たちが主人公。
彼らのナイーブでデリケートな問題を描きながら、「“それでも生きていかなくてはいけない”と言う、人の弱さと強さ、幸せと不幸せといった、相反する物を同時に感じることができる、他に類を見ない作品と言えるものができたと思います」と、前田は自負を語っている。
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過去に小学生の教え子にしてはいけないことを起こした罪を背負いながら、自分の許されない恋愛に悩む元有名進学塾の講師だった男(仁科貴)、容姿の醜さから人に拒絶されて以来、人を避けながら他人の部屋に侵入することに生きがいを感じる男(滝藤賢一)、そして最愛の母親を突然失い、呆然とした時間を過ごしながら過去の母親に思いをはせる男(平山浩行)と、一見否定されそうな癖を持つ3人の男たちが主人公。
彼らのナイーブでデリケートな問題を描きながら、「“それでも生きていかなくてはいけない”と言う、人の弱さと強さ、幸せと不幸せといった、相反する物を同時に感じることができる、他に類を見ない作品と言えるものができたと思います」と、前田は自負を語っている。
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2011/03/09