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探偵・大泉洋の相棒役に松田龍平、初共演の新コンビで『探偵はBARにいる』シリーズ化も狙う



 俳優の大泉洋と松松田龍平が、映画『探偵はBARにいる』(橋本一監督、9月公開予定)で初共演することが6日、わかった。北国の都、札幌・ススキノを舞台に、主人公の探偵(大泉)と相棒の高田(松田)がさまざまな事件に挑む物語。“探偵モノ”といえば、松田の父・松田優作主演の『探偵物語』が名作として名高いが、大泉は「ここまでタイプが違う組み合わせは今までにないと思う。2人の絡みは最高に面白い」と新たな“探偵コンビ”の誕生に自信をのぞかせた。

北の大地で大泉洋&松田龍平の新コンビ誕生 映画『探偵はBARにいる』より(写真提供:東映) 

北の大地で大泉洋&松田龍平の新コンビ誕生 映画『探偵はBARにいる』より(写真提供:東映) 

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 主人公の探偵は、酒好きで美人に弱く、お世辞にも二枚目とは言えないが、街と仲間を愛し、情に厚く、たとえ自分が傷だらけになっても依頼者を最後まで守ろうとする心優しき男。演じる大泉も「ケンカもしたことがないので(アクションシーンは)大変です。ワンカットごとに小さなケガをしてますが、つき指とかね(笑)」と体を張る。地元・北海道を舞台にした作品での主演に、「見た人が北海道に来たくなるような、そんな作品にしたいと思います。がんばるぞ!」と意気込んだ。

 一方、探偵のピンチを助ける頼れる相棒・高田は、北海道大学農学部の助手で、メガネをかけた冴えない風貌だが、空手の達人で腕っ節がとにかく強いというキャラクター。寝るのが趣味で、とにかくマイペースのため、しばしば探偵と喧嘩になる。松田は「実は役でメガネをかけるのは初めて。実際目が悪いので、いつもプライベートではメガネをかけているので、自分としてはあんまり違和感がないのですが、自分からメガネがあったらいいんじゃないですかと提案しました」。

 空手の達人という役どころゆえ、松田のアクションシーンも見どころとなる「アクションは奥が深いですよね。やればやるほどそう感じます。でも、まさかここまでスタントを使わずにやるとは、思ってなくて(笑)」と体当たりで撮影に臨んでいる。

 大泉に松田との初共演の印象を聞くと、「緊迫した状況で“どれだけ抜いて台詞を言うんだ!”というような演技をするんです。僕にはない発想ですね。徹底してキャラクターを作り上げるのは素晴らしい。でも、それがとても自然で、龍平くんは高田を地でいってるんじゃないかと思うぐらいです」。松田も「探偵と高田は真逆の性格だから面白い。大泉さんと僕自身も真逆なんじゃないかな。大泉さんはいろんなことに気がつかえる人で、すごく優しくて、いろいろ教えてくれる。僕は気が全然遣えないから」と話していた。

 同作は、推理作家・東直己のススキノ探偵シリーズ第2作目『バーにかかってきた電話』(ハヤカワ文庫刊)が原作。街の便利屋として働く探偵のもとに、一本の電話がかかってくる。それは、<コンドウキョウコ>と名乗る謎の女から依頼だった。“ある男に会い、彼に一つ質問してほしい“。それは簡単な仕事の依頼のはずが、探偵は命を狙われるハメに。そこで浮かび上がるススキノで起きた“二つの事件”。その後も奇妙な依頼を続ける女に翻弄されながら、探偵は一連の事件の核心に迫っていく。

 メガホンを執るのは『相棒』『ゴンゾウ〜伝説の刑事〜』『臨場』といった人気TVシリーズを多く手掛ける橋本監督。製作は東映&テレビ朝日のタッグで、東映の須藤康司プロデューサーは「ハードボイルドですがユーモアもあって女性も楽しめる要素もある作品に。原作の長編はまだまだたくさんありますし、ぜひ、シリーズ化していきたい」と狙う。撮影は2月17日にクランクインし、北海道ロケの後、3月中旬から関東近郊でもロケを行い、3月末にクランクアップ予定。

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