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【映画ランキング】異色の戦争映画『太平洋の奇跡』が初登場1位

 興行通信社による2月12、13日の全国映画動員ランキングは、3連休の初日・11日より全国300スクリーンで公開された竹野内豊主演の『太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男』が土日2日間で動員21万6495人、興行収入2億5510万700円の成績で初登場1位となった。2位は『GANTZ』(3週目)で、3位に山下智久主演の『あしたのジョー』(11日公開)が初登場した。

今までとは違う描き方で太平洋戦争を伝える (C)2011「太平洋の奇跡」製作委員会 

今までとは違う描き方で太平洋戦争を伝える (C)2011「太平洋の奇跡」製作委員会 

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 『太平洋の奇跡〜』は、太平洋戦争末期のサイパン島で、日本軍玉砕命令の発令後も民間人を守りながら戦い続け、米国兵も畏敬の念を抱いたという実在の日本兵を日米双方の視点から描き出した異色の戦争映画。1941年の真珠湾攻撃から70年の節目の年に、歴史に埋もれかけたサイパン戦の真実の物語が、広く関心を誘った。公開初日は東京で雪が降る悪天候にも関わらず、11万人5472人を動員。配給の東宝が実施したパソコンと携帯を使ったWEB初日アンケートによると、客層は男性が6割以上を占め、年齢別では50代が最も多い32.2%、次いで40代27%、30代16.6%、60歳以上10%、20代7.6%だった。作品の満足度も「非常によかった」「よかった」を合わせると88.7%と高かった。

 2位の『GANTZ』は客足が鈍らず、全国410スクリーンで公開中。土日2日間で約19万7823人を動員した。1月29日から13日までの16日間の成績は169万6171人、興収は21億2404万4950円となっている。

 『あしたのジョー』は、11日より全国277スクリーンで公開され、土日2日間に15万6877人を動員して3位に初登場した。不朽の名作ボクシング漫画を完全実写映画化した作品で、主人公・矢吹丈役の山下や力石徹役の伊勢谷友介の、本物のボクサーのような過酷なトレーニングと減量を伴う役作りが公開前から注目を集めた。『太平洋の奇跡〜』と同様に行ったアンケートによると客層は女性が7割以上を占め、年齢別では16〜19歳が最も高く24.8%、次いで20代22.8%、40代19.2%、30代12.5%、50代9.6%、13〜15歳8.6%などとなり、山下のファンとみられる女性を中心に集客したのは明らか。初日から3日間の成績は動員24万3955人、興収3億232万1700円だった。

 7位には『パラノーマル・アクティビティ2』(11日公開)がランクイン。口コミで人気に火がつき社会現象を巻き起こした、大ヒット超低予算ホラー映画のアメリカ版続編。全国169スクリーンで公開され、土日2日間成績は動員5万7191人、興収7378万2800円だった。

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