『アバター』『アリス・イン・ワンダーランド』『トイ・ストーリー3』など、3D映画の大ヒットが続いた2010年。年が明けて2011年は、米アカデミー賞の監督賞などに輝いたハリウッドの巨匠たちの新作が相次ぐ。デヴィッド・フィンチャー監督の『ソーシャルネットワーク』(1月15日公開)、アン・リー監督の『ウッドストックがやってくる!』(1月15日公開)、オリヴァー・ストーン監督の『ウォール・ストリート』(2月4日公開)、クリント・イーストウッド監督の『ヒア アフター』(2月19日公開)、ジョエル&イーサン・コーエン監督の『トゥルー・グリット』(3月18日公開)など、どの作品も映像技術に頼らず、自ら新境地を開拓する手腕は、まさに巨匠の面目躍如といったところだ。
なかでも注目は、80歳を過ぎても衰えを知らず新作を撮り続けるイーストウッド監督。最新作『ヒア アフター』は、“死”に直面した3人の主人公が、“生きる”ことの喜びを見つけるまでを描く感動のヒューマンドラマ。『クイーン』『フロスト/ニクソン』で米アカデミー賞にノミネートされたピーター・モーガンが脚本を書き上げ、製作総指揮に名乗り出たスティーブン・スピルバーグがイーストウッドに監督を依頼、そのオファーをイーストウッド監督が快諾した。スピルバーグとは硫黄島での激戦を描いた二部作『父親たちの星条旗』『硫黄島からの手紙』以来の再タッグとなった。
同作は昨年10月22日から全米で公開され、批評家から「今までのイーストウッド作品とは異なる作品」「ベテラン監督が自身の映画製作の頂点で仕上げた深く感動させられる作品」などと賞賛を浴びているが、これがキャリアの最終ゴールではなく、単なる通過点として位置づけ、もうすでに次に進んでいるところがイーストウッド監督のすごいところだ。
現在イーストウッド監督は、レオナルド・ディカプリオと初めてタッグを組み、FBI初代長官ジョン・エドガー・フーバーの波乱に満ちた生涯を綴る『G-MAN』(原題)を製作準備中。新年早々に撮影を始め、年内の全米公開を目指している。
昨年5月31日に80回目の誕生日を迎え、映画界に身を捧げて55年以上に渡り66本もの映画に携わってきたイーストウッド監督。『許されざる者』(1992年)、『ミリオンダラー・ベイビー』(2004年)の2作品で米アカデミー賞作品賞と監督賞を受賞している。『グラン・トリノ』(2008年)を最後に「もう積極的に役は探さない。今の映画の役は、みんな若い役者向けに書かれているから」と語り、実質的な俳優引退を宣言したが、監督としてのモチベーションは依然高い。「この先、あと40本くらいは撮りたい(笑)。僕は映画の企画がやってくる度に、それぞれを楽しんでいるだけだよ」と語り、ポルトガル出身のマノエル・デ・オリベイラ監督(102歳)のように、100歳になっても現役続行を希望しているという。
★巨匠たちの新作が続々公開!
『ソーシャルネットワーク』(1月15日公開)
世界最大のソーシャル・ネットワーキング・サービス、“フェイスブック”創設の裏側を描いた物語。創った男マーク・ザッカーバーグ、彼にアイディアを盗用されたと訴えるウィンクルボス兄弟、彼に裏切られたという創業時の共同経営者エドゥアルドがそれぞれに“3つの真実”を語っていく。
デヴィッド・フィンチャー監督
『エイリアン3』(1992年)で映画監督デビュー。『セブン』(1995年)、『ファイト・クラブ』(1999年)の成功で一躍ヒットメイカーとして注目される。『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(2008年)でアカデミー監督賞に初ノミネートされた。
『ウッドストックがやってくる!』(1月15日公開)
1969年8月15日〜17日の3日間に渡って開催されたウッドストック・フェスティバル。約50万人という想像を絶する観客を動員した大規模な野外コンサートをまったく新しい視点で捉え、開幕前夜の波乱に満ちた秘話を語り明かす青春映画。
アン・リー監督
台湾出身の映画監督。『いつか晴れた日に』(1995年)で本格的にハリウッド進出。『ブロークバック・マウンテン』(2005年)で第78回アカデミー監督賞を受賞。『ウッドストックがやってくる!』は『ラスト・コーション』(2007年)以来となる新作。
『ウォール・ストリート』(2月4日公開)
『ウォール街』から約23年、オリヴァー・ストーン監督が21世紀のマネー・ゲームを描く人間ドラマ。かたや家族のために、一方は復讐(ふくしゅう)のために、元カリスマ投資家ゴードン・ゲッコーと若く有能な電子取引トレーダーが繰り広げる駆け引きをスリリングに描き出す。
オリヴァー・ストーン監督
『プラトーン』(1986年)、『7月4日に生まれて』(1989年)の2作品で米アカデミー監督賞を2度受賞。『ウォール・ストリート』は世界の金融マーケットの中心地ニューヨークを舞台に、非情なマネー・ゲームの行方を描いた『ウォール街』(1987年)の続編。
『トゥルー・グリット』(3月18日公開)
製作総指揮のスティーブン・スピルバーグと初コンビを組み、アカデミー賞受賞の名作『勇気ある追跡』(1969年、ヘンリー・ハサウェイ監督)のオリジナル原作をコーエン兄弟ならではのタッチで新たに映画化。父親の復讐を誓う歳の少女マティ(ヘイリー・スタインフェルド)と彼女に雇われた2人の男、連邦保安官ルースター・コグバーン(ジェフ・ブリッジス)と若きテキサス・レンジャーのラビーフ(マット・デイモン)の3人が、“真の勇気”が試される感動の人間ドラマ。
ジョエル&イーサン・コーエン監督
兄ジョエルと弟イーサンの共同作業でインディーズより『ブラッド・シンプル』(1984年)でデビュー。『ノーカントリー』(2007年)では同年度のアカデミー賞で作品賞をはじめとする計4部門を制覇。オスカー受賞後第1作の『バーン・アフター・リーディング』(2008年)も好評だった。
【動画】新作続々!映画予告編⇒
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なかでも注目は、80歳を過ぎても衰えを知らず新作を撮り続けるイーストウッド監督。最新作『ヒア アフター』は、“死”に直面した3人の主人公が、“生きる”ことの喜びを見つけるまでを描く感動のヒューマンドラマ。『クイーン』『フロスト/ニクソン』で米アカデミー賞にノミネートされたピーター・モーガンが脚本を書き上げ、製作総指揮に名乗り出たスティーブン・スピルバーグがイーストウッドに監督を依頼、そのオファーをイーストウッド監督が快諾した。スピルバーグとは硫黄島での激戦を描いた二部作『父親たちの星条旗』『硫黄島からの手紙』以来の再タッグとなった。
現在イーストウッド監督は、レオナルド・ディカプリオと初めてタッグを組み、FBI初代長官ジョン・エドガー・フーバーの波乱に満ちた生涯を綴る『G-MAN』(原題)を製作準備中。新年早々に撮影を始め、年内の全米公開を目指している。
昨年5月31日に80回目の誕生日を迎え、映画界に身を捧げて55年以上に渡り66本もの映画に携わってきたイーストウッド監督。『許されざる者』(1992年)、『ミリオンダラー・ベイビー』(2004年)の2作品で米アカデミー賞作品賞と監督賞を受賞している。『グラン・トリノ』(2008年)を最後に「もう積極的に役は探さない。今の映画の役は、みんな若い役者向けに書かれているから」と語り、実質的な俳優引退を宣言したが、監督としてのモチベーションは依然高い。「この先、あと40本くらいは撮りたい(笑)。僕は映画の企画がやってくる度に、それぞれを楽しんでいるだけだよ」と語り、ポルトガル出身のマノエル・デ・オリベイラ監督(102歳)のように、100歳になっても現役続行を希望しているという。
★巨匠たちの新作が続々公開!
『ソーシャルネットワーク』(1月15日公開)
世界最大のソーシャル・ネットワーキング・サービス、“フェイスブック”創設の裏側を描いた物語。創った男マーク・ザッカーバーグ、彼にアイディアを盗用されたと訴えるウィンクルボス兄弟、彼に裏切られたという創業時の共同経営者エドゥアルドがそれぞれに“3つの真実”を語っていく。
デヴィッド・フィンチャー監督
『エイリアン3』(1992年)で映画監督デビュー。『セブン』(1995年)、『ファイト・クラブ』(1999年)の成功で一躍ヒットメイカーとして注目される。『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(2008年)でアカデミー監督賞に初ノミネートされた。
『ウッドストックがやってくる!』(1月15日公開)
1969年8月15日〜17日の3日間に渡って開催されたウッドストック・フェスティバル。約50万人という想像を絶する観客を動員した大規模な野外コンサートをまったく新しい視点で捉え、開幕前夜の波乱に満ちた秘話を語り明かす青春映画。
アン・リー監督
台湾出身の映画監督。『いつか晴れた日に』(1995年)で本格的にハリウッド進出。『ブロークバック・マウンテン』(2005年)で第78回アカデミー監督賞を受賞。『ウッドストックがやってくる!』は『ラスト・コーション』(2007年)以来となる新作。
『ウォール・ストリート』(2月4日公開)
『ウォール街』から約23年、オリヴァー・ストーン監督が21世紀のマネー・ゲームを描く人間ドラマ。かたや家族のために、一方は復讐(ふくしゅう)のために、元カリスマ投資家ゴードン・ゲッコーと若く有能な電子取引トレーダーが繰り広げる駆け引きをスリリングに描き出す。
オリヴァー・ストーン監督
『プラトーン』(1986年)、『7月4日に生まれて』(1989年)の2作品で米アカデミー監督賞を2度受賞。『ウォール・ストリート』は世界の金融マーケットの中心地ニューヨークを舞台に、非情なマネー・ゲームの行方を描いた『ウォール街』(1987年)の続編。
『トゥルー・グリット』(3月18日公開)
製作総指揮のスティーブン・スピルバーグと初コンビを組み、アカデミー賞受賞の名作『勇気ある追跡』(1969年、ヘンリー・ハサウェイ監督)のオリジナル原作をコーエン兄弟ならではのタッチで新たに映画化。父親の復讐を誓う歳の少女マティ(ヘイリー・スタインフェルド)と彼女に雇われた2人の男、連邦保安官ルースター・コグバーン(ジェフ・ブリッジス)と若きテキサス・レンジャーのラビーフ(マット・デイモン)の3人が、“真の勇気”が試される感動の人間ドラマ。
ジョエル&イーサン・コーエン監督
兄ジョエルと弟イーサンの共同作業でインディーズより『ブラッド・シンプル』(1984年)でデビュー。『ノーカントリー』(2007年)では同年度のアカデミー賞で作品賞をはじめとする計4部門を制覇。オスカー受賞後第1作の『バーン・アフター・リーディング』(2008年)も好評だった。
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2011/01/04