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片岡仁左衛門、十五代目襲名以来の映画出演『最後の忠臣蔵』で大石内蔵助役

 歌舞伎俳優・片岡仁左衛門(66)が、映画『最後の忠臣蔵』(杉田成道監督、12月18日公開)に大石内蔵助役で出演している。1998年に十五代目を襲名して以来、初の映画への本格出演。忠臣蔵の討ち入り事件から16年後を描く同作で、出番こそ多くはなかったが、物語の核となる重要な役どころを務めた。

映画『最後の忠臣蔵』より (C)2010「最後の忠臣蔵」製作委員会 

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 現在、『吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎』で急きょ市川海老蔵の代役を務めている仁左衛門は、歌舞伎『仮名手本忠臣蔵』、『元禄忠臣蔵』で内蔵助(大星由良之助)を演じ、父の一三代片岡仁左衛門に継ぐ“由良之助役者”と評価される。まさに“真打”の登場だ。

 同作で内蔵助は、討入り前夜に瀬尾孫左衛門(役所広司)と寺坂吉右衛門(佐藤浩市)、それぞれに密命を下す。寺坂には討ち入りを後世に伝え、諸国に散った赤穂浪士の遺族たちの援助を命じた。瀬尾には生まれたばかりで母を亡くした隠し子・可音の養育を託していた。江戸時代から300年にわたって語り継がれてきた討ち入りのリーダーとは別の、娘の将来を按ずる“父”としての素顔にスポットを当てた物語で、仁左衛門は新たな内蔵助像を創り上げている。

 久しぶりの映画出演としては、『北の国から』シリーズで杉田監督と長年にわたって作品を作ってきた田中邦衛が、『隠し剣 鬼の爪』(山田洋次監督)以来、6年ぶりに映画出演を果たした。元赤穂浅野家番頭の奥野将監役で登場する。

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