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時代劇史上初の快挙! 映画『最後の忠臣蔵』日米同時公開決定

 海外メジャー系映画会社、ワーナー・ブラザース映画配給の『最後の忠臣蔵』(杉田成道監督、12月18日公開)が、時代劇としては史上初の日米同時公開が決定した。年内に米ロサンゼルスで1週間以上、有料で公開されることから、来年2月の米アカデミー賞にノミネートされる要件が整った。

日本の心を世界へ発信 映画『最後の忠臣蔵』12月18日より日米同時公開 (C)2010 「最後の忠臣蔵」製作委員会 

日本の心を世界へ発信 映画『最後の忠臣蔵』12月18日より日米同時公開 (C)2010 「最後の忠臣蔵」製作委員会 

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 過去には大沢たかお竹内結子が出演した『ミッドナイト・イーグル』(2007年/松竹)、SMAP木村拓哉が主演声優のアニメ映画『REDLINE』(2010年/東北新社)が同時公開されているが、時代劇は初めて。

 同作は、江戸時代から300年にわたって語り継がれてきた忠臣蔵の16年後の物語。赤穂浪士の討ち入り事件で、実は大石内蔵助の密命を受け、生き残った2人の男の過酷な半生を描く。内蔵助の隠し子を育て上げる密命を受けた孫左衛門を役所広司、討ち入りの真実を後世に伝え、切腹した浪士たちの遺族を援助するため諸国を訪ね歩く寺坂吉右衛門を佐藤浩市と、日本を代表する俳優2人が共演した。

 去る10月11日に現地で行ったLAプレミアの評価が高く、米国ワーナーマイカルのミラード・L・オゥクス代表取締役社長からのオファーで異例の日米同時公開が実現した。“映画の聖地”ハリウッドの中心部にある映画館『マン・チャイニーズ6』で現地時間12月17日から31日までの2週間、上映される。

 米アカデミー賞にノミネートされるには、原則として前年の1年間にロサンゼルス郡内の映画館で連続7日以上の期間、有料で公開された作品であることなどが条件。前例は少ないが、1998年(第71回)にはイタリア語の映画『ライフイズビューティフル』で主演のロベルト・ベニーニがアカデミー主演男優賞を初受賞。2006年(第79回)には『硫黄島からの手紙』が日本語による作品として史上初となる作品賞にノミネートされた。『最後の〜』も、米国内での年内公開が決まったことで、ノミネートの条件はほぼクリアしたことになる。

【動画】映画『最後の忠臣蔵』予告編⇒




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