歌手・マイケル・ジャクソンの最後のドキュメンタリー映画『THIS IS IT』が、12月24日の『金曜特別ロードショー』（日本テレビ系）で遂に地上波初放送されることが22日、分かった。昨年6月に急逝したマイケルの生前最後のライブリハーサル風景を収めた同作を、後7時から4時間にわたって拡大放送。また、初放送を記念し前日23日には東京・渋谷で記念無料ライブも開催。幻となったマイケルのロンドン公演が一部再現され、演出として使用予定だった3D映像（「スリラー」ほか）もお披露目される。

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　2009年3月に、マイケル自身の口から「僕が最後と言ったら、本当に最後だ。ファンが望む曲を歌いにロンドンへ行く。夏にお会いしましょう。皆さんを心から愛しています」と語った“最後のロンドン公演”。このリハーサル風景を収めた同映画は、マイケルの死後昨年10月に世界一斉公開され、日本国内の興行収入50億円突破、母国・アメリカでも7,200万ドルを記録し、世界中で大ヒットとなった話題作。今や音楽ドキュメンタリー作品の金字塔となりつつある。

　さらに同放送を記念し、23日にはSHIBUYA AXにて『金曜特別ロードショー「THIS IS IT」放送記念 〜今蘇る マイケル・ジャクソン〜』（Supported by Sony）を開催。ロンドン公演に出演を予定していたマイケルのバックダンサー達が再集合し、8曲（予定）のパフォーマンスを披露する。さらに、ロンドン公演の演出として使用予定だった3D映像（「スリラー」「スムーズ・クリミナル」「アース・ソング」）も公開される。同イベントの詳細は12月10日放送の『金曜ロードショー』番組内にて発表。

　“キング・オブ・ポップ”として音楽、ダンス、そして大胆なパフォーマンスで世界中のファンを魅了したマイケル・ジャクソン。死後も彼の名前がエンターテイメントの世界から消えることはなく、映画公開前は前売りチケットを求め窓口に300人以上の長蛇の列、公開後も期間延長、さらに今年1月に同作のDVD、Blu-rayが発売されたが、こちらも初週の総売上枚数は合わせて103.9万枚、金額は42.7億円と異例の大ヒットを記録。今もなお、ファンからの哀悼の声は止むことがない。そんなマイケルだからこそ、地上波初放送となる同作にどのような姿が収められているのか？ ファンならずとも注目したいところだ。