年の瀬を迎える頃になるとテレビドラマなどで多く目にするのが『忠臣蔵』だが、今年は映画の新作が登場する。12月18日公開の『最後の忠臣蔵』では、忠義を貫くための大石内蔵助以下、赤穂浪士四十七士の討ち入り、そして切腹という誰もが知っている物語のその後、ほとんど知られていない2人の生き残りによる“本当の結末”を描く。同作の監督は『北の国から』シリーズの杉田成道監督。このたび、動画共有サービス『USTREAM』の企画で、杉田監督の大ファンという『踊る大捜査線』シリーズの本広克行監督との対談が実現した。
『北の国から』シリーズが好きで、ビデオに加えてDVDも全巻持っているという本広監督。「杉田監督の映像って、お客さんに観たいものを観せることができると思うんです。『踊る〜』にもカット割りなど、めちゃくちゃマネしてるところがあったりします(笑)」と告白すると、杉田監督は「やめたほうがいいよ」と言いつつ笑みをこぼす。
俳優の役所広司と佐藤浩市が生き残った赤穂浪士を演じ、討ち入り事件の16年後に再会する『最後の〜』について本広監督は、「べらぼうに泣きました。『忠臣蔵』でこういうストーリーが観られるのか、と。初めは男同士のハードな話かと思っていたら、物語が進むにつれてだんだんと嫁を送り出す父親の話になっていって…。誰でも楽しめる作品だと思います」と大絶賛。
ヒロインに抜擢された若手女優の桜庭ななみが涙を流すシーンにも感動したと話す本広監督に、杉田監督は「キャスティングのときに、吉永小百合、夏目雅子、宮沢りえが出てきたときのような女の子って注文を出したんです。以前『北の国から』の脚本家・倉本聰さんに『新人を起用するにはそれなりの覚悟が必要だ』と諭されて、今でも気をつけているんだけど、桜庭さんの写真を見て一発で決めました」と話した。
同業者の間では杉田監督の撮影現場は「日本一厳しい」という噂されているようだが、杉田監督は「それほど厳しくはないよ。リハーサルはたくさんするけど、撮影自体はワンテイクかツーテイク」。そう言っておきながら、「寺坂吉右衛門(佐藤)が橋の上で話すシーンは50テイクくらい撮ったよ。よく声がつぶれなかったな(笑)。浩市も『こんなに撮ったことはない』って言ってたよ(笑)」。
これには本広監督もあ然とし、まるで学生のように「どうしたら杉田監督のような映像が撮れるのでしょうか?」と問いかけた。これを受けて杉田監督は「ねちねちしつこく撮ることだね」と笑って答えた。
【動画】映画『最後の忠臣蔵』予告編⇒
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『北の国から』シリーズが好きで、ビデオに加えてDVDも全巻持っているという本広監督。「杉田監督の映像って、お客さんに観たいものを観せることができると思うんです。『踊る〜』にもカット割りなど、めちゃくちゃマネしてるところがあったりします(笑)」と告白すると、杉田監督は「やめたほうがいいよ」と言いつつ笑みをこぼす。
俳優の役所広司と佐藤浩市が生き残った赤穂浪士を演じ、討ち入り事件の16年後に再会する『最後の〜』について本広監督は、「べらぼうに泣きました。『忠臣蔵』でこういうストーリーが観られるのか、と。初めは男同士のハードな話かと思っていたら、物語が進むにつれてだんだんと嫁を送り出す父親の話になっていって…。誰でも楽しめる作品だと思います」と大絶賛。
ヒロインに抜擢された若手女優の桜庭ななみが涙を流すシーンにも感動したと話す本広監督に、杉田監督は「キャスティングのときに、吉永小百合、夏目雅子、宮沢りえが出てきたときのような女の子って注文を出したんです。以前『北の国から』の脚本家・倉本聰さんに『新人を起用するにはそれなりの覚悟が必要だ』と諭されて、今でも気をつけているんだけど、桜庭さんの写真を見て一発で決めました」と話した。
同業者の間では杉田監督の撮影現場は「日本一厳しい」という噂されているようだが、杉田監督は「それほど厳しくはないよ。リハーサルはたくさんするけど、撮影自体はワンテイクかツーテイク」。そう言っておきながら、「寺坂吉右衛門(佐藤)が橋の上で話すシーンは50テイクくらい撮ったよ。よく声がつぶれなかったな(笑)。浩市も『こんなに撮ったことはない』って言ってたよ(笑)」。
これには本広監督もあ然とし、まるで学生のように「どうしたら杉田監督のような映像が撮れるのでしょうか?」と問いかけた。これを受けて杉田監督は「ねちねちしつこく撮ることだね」と笑って答えた。
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2010/11/16