ドラマ&映画 カテゴリ
ORICON NEWS

くらたま夫妻、「悩みない」と仲睦まじく学生たちにアドバイス

 映画プロデューサーの叶井俊太郎氏と漫画家の倉田真由美夫妻が12日、スタジオジブリの宮崎駿監督作品『天空の城ラピュタ』、高畑勲監督作品『ホーホケキョ となりの山田くん』ブルーレイディスク発売記念特別講義のゲストとして招かれ、東京・蒲田の日本工学院専門学校でトークショーを行った。ジブリ作品の魅力について、「悩んでいる時に観ると、自分の悩みがちっぽけに感じる」と語った倉田に対し、訴訟や借金など問題山積みのはずの叶井氏は「僕、悩みないですよ」とすっきりした表情を見せた。

映画『天空の城ラピュタ』、『ホーホケキョ となりの山田くん』ブルーレイディスク発売記念特別講義のゲストに登場した叶井俊太郎、倉田真由美夫妻 (C)ORICON DD inc. 

映画『天空の城ラピュタ』、『ホーホケキョ となりの山田くん』ブルーレイディスク発売記念特別講義のゲストに登場した叶井俊太郎、倉田真由美夫妻 (C)ORICON DD inc. 

写真ページを見る

【写真】その他の写真を見る


 叶井氏は、今年4月に代表取締役社長を務めていた映画配給会社が破産、さらに前妻との訴訟問題を抱える身だが、聴講した約340人の学生に向かって「僕は4回結婚し、自己破産して、再就職できるとは思ってなかったけど、今、一社員として働いていますし、なんとかなる」と、人生の先輩としてアドバイスする余裕ぶり。訴訟問題はまだ解決しておらず、「時間がかかる」。

 倉田は『〜ラピュタ』の「最後まであきらめないのが、冒険。」『〜山田くん』の「最初からあきらめているのが、家族」というキャッチコピーが心に響いたといい、「すごく腑に落ちました。夫婦の場合は、家族になることも、家族をやめることもできるけど、親子・兄弟の関係はそれができないし、自分で選べない。親に対してはあきらめていることもあるが、自分で選べる配偶者はあきらめることが少ない人がよかった。この人にたどりついたのは、それをあきらめたくなかった」と話した。

 家庭生活で互いにイラつくこともほとんどなく、「貸しているお金が今のペースだと、(返済まで)600年くらいかかりそう。最近も子供手当てを使っちゃうし…」といった倉田のグチものろけに聞こえた。

 クリエーターを目指している学生からの質問にも答え、倉田は「仕事も恋愛も結婚も、若いうちはじゃんじゃん間違って、気づいたら軌道修正。年取ったら難しいので、最終的に間違っていなければいい」とエールを送った。

 『〜ラピュタ』は1986年に公開された宮崎アニメの真骨頂ともいえる古典的冒険活劇の傑作。パズーとシータ、純粋な少年少女が天空の城で“真の宝”を見つける物語。一方、『〜山田くん』は、大ヒットした『もののけ姫』(宮崎監督)の次に制作された作品で、スタジオジブリ初のフルデジタル作品として1999年に公開。いしいひさいちの四コマ漫画を原作に、家族全員が自分勝手でわがままだが、選べないのが家族。だからこそ、適当=人生を楽に生きることの大切さが見えてくる。両タイトルのBlu-rayは12月22日より発売される。

関連写真

  • 映画『天空の城ラピュタ』、『ホーホケキョ となりの山田くん』ブルーレイディスク発売記念特別講義のゲストに登場した叶井俊太郎、倉田真由美夫妻 (C)ORICON DD inc. 
  • 映画『天空の城ラピュタ』、『ホーホケキョ となりの山田くん』ブルーレイディスク発売記念特別講義のゲストに登場した叶井俊太郎、倉田真由美夫妻 (C)ORICON DD inc. 
  • 映画『天空の城ラピュタ』、『ホーホケキョ となりの山田くん』ブルーレイディスク発売記念特別講義のゲストに登場した叶井俊太郎、倉田真由美夫妻 (C)ORICON DD inc. 
  • 映画『天空の城ラピュタ』、『ホーホケキョ となりの山田くん』ブルーレイディスク発売記念特別講義のゲストに登場した叶井俊太郎、倉田真由美夫妻 (C)ORICON DD inc. 
  • 映画『天空の城ラピュタ』、『ホーホケキョ となりの山田くん』ブルーレイディスク発売記念特別講義のゲストに登場した叶井俊太郎、倉田真由美夫妻 (C)ORICON DD inc. 

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

メニューを閉じる

 を検索