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　女優の藤原紀香が10日、都内で行われた土曜ドラマ『チャンス』の会見に出席した。金融と競馬をテーマにした物語を通して、主演の藤原は「馬の魅力に取り付かれて、乗馬を始めました」と新たな趣味ができたことを報告。撮影現場では「遠くから名前を呼ぶと（馬が）近づいてくれたり、私の匂いを覚えてくれたみたいで。お水が飲みたいのかなと思ってあげると『ぐわ〜』って飲んだりとかして、わかってくる感じがあった」と馬との“対話”の様子を振り返った。

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　同作は、現代社会で夢を諦めずに不屈に生きる人々の人間模様をサラブレッドたちと共に描くヒューマンドラマ。2月末から先月まで、長きにわたり撮影に臨んだ藤原は「競馬は、ただのギャンブルではなく、いろんな方の愛情や信念があってこそ、と知ることができた。馬との交流、絆によってこの作品ができた」としみじみ。自身初のモンゴルロケも敢行し「いい意味のカルチャーショックがあった」と充実した表情で語った。

　共演者で、ベテラン調教師役を演じる宇津井健は「私にとって馬は、18歳に大学の馬術部に入ってからの付き合い。ずっと乗馬もしていて、馬も40年近く飼っていましたが、特技が役に立ったかなという実感がある」と満足げ。作中の乗馬シーンでも「馬と相通ずるシーンが撮れた気がして、この役は私しかいないなと思った」と誇らしげに笑い飛ばしてみせた。

　会見にはそのほか、堀部圭亮、大地康雄、宮下順子、加賀まりこらが登壇した。ドラマ『チャンス』（全6回）は、NHK総合で28日（土）後9時より放送される。