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　ボクシングWBC世界フライ級王者の亀田興毅選手が21日、都内で行われた映画『パラノーマル・アクティビティ』の特別試写会でチャンピオンベルトを手に映画鑑賞した。超常現象を扱ったホラー作品に「ビビッた。怖い映画、本当は見たくない。俺、ビビリなんや」と、引きつった顔で感想を述べた亀田は、「お化けはパンチが当たらないし、たぶん映画みながら無意識に避けていたと思う」と意外な怖がりぶり。「ジェットコースターもダメだし、遊園地で俺が乗れるのはメリーゴーランドくらい」と、リングでの立ち居振る舞いとはまた一味違うかわいらしい一面を見せた。

　同作は、若いカップルの家で夜な夜な起きる不思議な現象を録画した映像をもとに明らかになる超常現象の恐怖を描いた作品。超低予算（135万円程度）で制作されながらも9月に米国内12館でレイトショー公開されるや大反響を呼び、11月までには159館に拡大されるとともに公開5週目で1億ドルを突破するなど、まさにアメリカンドリームを成し遂げた。

　先月29日に、WBC世界フライ級王者となり、2006年8月に獲得したWBA世界ライトフライ級に続く国内7人目の2階級制覇という自身の夢を達成した亀田だが、「弟、大毅と兄弟チャンピオンになるのが今年の目標だったから、喜びも半々。でも（来年）2月7日に大毅のタイトルマッチが決まったので、来年こそ実現して幸先よいスタートを切りたい」と家族思いの一面をのぞかせていた。

　映画『パラノーマル・アクティビティ』は2010年1月30日より公開。

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