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　“昭和の爆笑王”の異名をとった落語家の故・林家三平さんの貴重な映像を紡いだ映画『ジャングルハウス3ガス 林家三平』が23日、東京・六本木で開催中の『第22回東京国際映画祭』で上映され、三平さんの妻・海老名香葉子さん、二代目林家三平、歌手の泰葉らが舞台あいさつに登壇した。劇中で亡き夫についてインタビューを受けた香葉子さんについて泰葉は「正座のまま、8時間も話し続けて驚いた！」。舞台あいさつでも三平さんの話題が出るとほぼ独壇場と化し、三平が思わず「今日は姉より母が壊れてる！」と舌を巻いた。

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　海老名家に眠る映像テープなどを紡いで作品に仕上げた水谷俊之監督は「そのテープも（当時）普通にドラマなどが録画した後に入っていたり…大変苦労しました」。製作当初は監督と共にプロデューサーとして名を連ねたものの、元夫との“離婚騒動”などが原因で志半ばで離脱していた泰葉も「センスのいい、ダンディーな父。こんな場所で上映されて観てもらえるなんて、父が一番喜んでいると思う。それにしても、やっぱり夫婦というのは（想いを）8時間しゃべれるぐらいじゃないとダメですね」と自虐的にアピールした。

　香葉子さんも「亡くなって30年。（夫が）映画になるなんて夢のよう。作品を観て『三平って面白いよね』と言ってもらえたら嬉しいですね」。最後には、三平が劇中の母のインタビュー風景と正座する足をなぞかけて「シビれる（内容）なんですよね!?」と突っ込み、笑いを誘っていた。

◆『東京国際映画祭』グリーンカーペット

◆『東京国際映画祭』の歩き方


　林家三平