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『メイちゃんの執事』(フジテレビ系)にレギュラー出演していた石橋菜津美。現在高校2年生だが、『君のせい』で演じる柚梨奈は大学2年生の役だ。
「まず、普段は子供っぽい口調なので、落ち着いたしゃべり方をするように意識しました。人間観察がすごく好きなので、いろいろな人を見て落ち着いた感じを研究するようにしていました。でも、酔ってしまうシーンがあって、それだけは体験したことがないから、どう表現すればいいのか悩みました」
人生で未体験の“酔っぱらい演技”をクリアできたのは、実はローテクな方法。
「プロデューサーの方からのアドバイスで、本番直前までグルグル回りました(笑)。“よーい、スタート!”と言われるまで、その場で200回くらいは回ったと思います。それでフラフラになりながら、お酒を飲むシーンを撮ったんです。実際にはお酒の代わりにお水を飲んだんですけど、緊張でご飯が食べられなくてすきっ腹だったので、ぐびぐび飲んでいたら本当に気持ち悪くなって。これが酔うってことなんだと実感できました(苦笑)」
ヒロインの柚梨奈はある理由から、一方的に思いを寄せる隆也(田中圭)に拒否反応を示しつつも、なぜか付き合うことを了承する、複雑な女の子。
「復讐のために隆也と付き合うんですけど、そんな自分を嫌になってしまう、その気持ちを表現するのが難しかったですね。それに演じる柚梨奈と自分を客観的に見てしまって、例えば“私なら柚梨奈みたいにここで叫ばないなあ”とか。そうすると、ギャップに恥ずかしくなって、自分を捨てられなくなっちゃうんです。全く違う人物になれるのが演技の楽しさだと思うんですけど、考え出すと冷静な石橋菜津美に戻ってしまって、どうしても人の目を気にしてしまう。そういう点では、ある原因で人目を気にするようになった柚梨奈と似ていますね」
周囲の目が気になって演技に集中できない時、自分を変える方法があると言う。
「実は普段は目が悪くてコンタクトをしているんですけど、撮影では外していたんです。人の顔が見えてしまうと“自分の演技は間違ってるんじゃないのか”と反応が気になって緊張してしまうんです。それで集中するために取っていました。いつかは直していきたいと思うんですけど、今はまだすぐ気になっちゃうので……(苦笑)」
可能性を秘めた新進女優のピュアな演技が観られるドラマ『ケータイ恋愛小説 君のせい』はゴールデンウィークの真っ只中、5月4日・5日深夜0時29分からTBS系で放送。またデビューのきっかけや、プライベートまでを語ったインタビューの全文はWEBデ☆ビューの『GIRLS☆インタビュー』に掲載中(毎週金曜更新)
■石橋菜津美プロフィール
1992年6月25日生まれ、東京都出身。2008年『イツザイ』で行われたオーディションに合格し、映画『天国はまだ遠く』のスピンオフ作品でもあるauケータイドラマ『わたしが死んでも世界は動く』に主演、芸能界デビューを飾る。ドラマ『メイちゃんの執事』(フジテレビ系)レギュラー出演を経て、スペシャルドラマ『ケータイ恋愛小説 君のせい』(TBS系、5月4日&5日深夜0時29分〜ほか)のヒロインに抜てき。なお、このドラマの主題歌、鶴の『桜』プロモーションビデオでもヒロインを務めている。(ナインティワン所属)
■『GIRLS☆インタビュー』石橋菜津美
http://www.deview.co.jp/interview/index.html#interview1
■石橋菜津美デビュー作『わたしが死んでも世界は動く』インタビュー
http://www.deview.co.jp/interview/081107b.html
■GIRLSニュース満載『WEBデ☆ビュー』HP
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2009/05/02