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本木雅弘、プロデューサーとして第28回藤本賞受賞

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 映画製作者を中心に表彰する第28回藤本賞の受賞者が21日に発表され、『おくりびと』を製作した中沢敏明プロデューサーと俳優の本木雅弘の受賞が決定した。映画製作のきっかけが本木自身の体験にあったこと、その実現に向けて長く困難な時間を中沢プロデューサーと共有したこと、そして米アカデミー賞外国語作品賞の受賞を通じ、世界に日本映画の存在を示した功績が評価された。

主演俳優としてだけでなく映画製作への熱意でも表彰された本木雅弘 

主演俳優としてだけでなく映画製作への熱意でも表彰された本木雅弘 

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 藤本賞は、映画に惚れこみ、映画づくりに生涯を捧げ、277作品を製作した名プロデューサー・藤本真澄氏の功績をたたえ設けられた賞で、毎年功績著しい活躍をした映画製作者を中心に表彰している。今回は08年4月より今年3月までの1年間に劇場公開された映画を対象に、東宝代表取締役会長・松岡功氏が委員長を務める選考委員会によって選考が行われた。

 『おくりびと』は、本木が20代の終わりにインドを旅した際、葬送の儀式で受けた直観が一つのきっかけとなり、中沢プロデューサーと共に、納棺夫を主役とする企画を開発。脚本家に小山薫堂と滝田洋二郎監督を迎え、生と死の輝きというテーマに絶妙なユーモアが織り込まれた感動作として完成させた2人に賞が贈られることになった。

 ほかに、特別賞に『歩いても歩いても』を企画プロデュースした安田匡裕、奨励賞に美術監督としてこれまでに230本余りの映画を手がけ、『夢のまにまに』で初めて長編作品に挑んだ木村威夫監督、新人賞に『K-20 怪人二十面相・伝』の佐藤嗣麻子監督がそれぞれ選ばれた。

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