『フルーツバスケット』は、高屋奈月原作の大ヒットコミック。主人公の女子高生・本田透がひょんなことから居候することになった草摩家の一族は、異性に抱きつかれたりすると十二支の動物に変身してしまうという、呪いの宿命を背負っていた……。明るくひたむきに生きる少女と、悲しき宿命を背負った一族のふれあいを描いたヒューマンストーリーだ。
今回の舞台版は、男性のみの人気劇団『Studio Life』の俊英と、フレッシュな俳優たちの顔合わせが話題。メインキャストの草摩楽羅役を演じる、吉本興業所属のアイドルRUN&GUNの米原幸佑は、「原作では華奢で可愛らしい女の子なんですけど、骨太な僕が演じて大丈夫かなと。でもお芝居や衣装の兼ね合いで頑張ります」とコメントして笑わせた。
そして、現在ドラマ『メイちゃんの執事』(フジ系)に執事・青山役で出演中の真山明大は、学校の王子様的存在・草摩由希を演じる。「男性が女性を演じるという現場がこれまでなかったので、男だけの稽古場はどんな感じだろうと思っていましたが、上下関係もなく、意見も言い合えて、有意義な時間を過ごせています」と、充実した稽古を重ねていることを感じさせた。
ほかにも上山竜司(RUN&GUN)、女性的なハイトーンボイスを持つシンガー・SHOWTAなどの個性的な客演陣のほか、本公演のためにオーディションで選ばれた新人も出演する。舞台版『フルーツバスケット』は天王洲・銀河劇場で2月26日から3月8日まで上演。
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2009/02/06