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唐沢寿明と常盤貴子がルーブル美術館「モナリザの間」で世界初の会見

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 日本での公開に先駆け、フランス・パリにて現地時間19日(火)、映画『20世紀少年』(8月30日公開)のワールドプレミアが日仏交流150周年記念公式イベントとして開催された。渡仏した唐沢寿明常盤貴子は、世界初となるルーブル美術館「モナリザの間」を貸切にした記者会見に臨み、「2度とない夢のような体験」(唐沢)「このパリでのプレミアの盛り上がりが世界に伝染すればうれしい」とそれぞれコメントしている。

モナリザの微笑の前での世界初会見に臨む唐沢寿明と常盤貴子 

モナリザの微笑の前での世界初会見に臨む唐沢寿明と常盤貴子 

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 浦沢直樹による原作コミックは世界12ヶ国で翻訳出版され、『20世紀少年』の映画化に際しては配給オファーが世界中から殺到していた。そんななかでも、フランスではアングレーム国際漫画祭・最優秀長編賞を受賞するなど浦沢の知名度は抜群。今回のワールドプレミアは、フランス配給会社からの熱烈な招待上映の希望に応える形で実現した。配給元の東宝では「日本側もこの超大作を世界にアピールする場として、芸術の都・パリは最適」とする。

 この日、パリでの会場となったシャンゼリゼ大通りに面するパブリシスシネマ(400席)は、キャンセル待ちのファンが200人も劇場の外にあふれるほどの大盛況。長蛇の列は凱旋門近くまで達した。

 そして、上映終了後に行われたティーチインでは、登壇した唐沢、常盤と来場者との活発な質疑応答が行われた。漫画のケンヂに比べてカッコよすぎると指摘された唐沢は「よく言われます!」。常盤は、強い女の役柄に関連した質問に対して、「今、第3章の準備で柔道の特訓中。あなたみたいに大きい人でも投げ飛ばしちゃうわよ」などパリジャン、パリジェンヌの質問にユーモアを交えながら答え、会場を沸かせた。

 また、今回のもっとも大きな話題は、ワールドプレミアに合わせて開催された記者会見。この会見は、なんとルーブル美術館「モナリザの間」を貸切にして行われた。これまでにもルーブル美術館では、オーディトリウムなどでの会見、イベントなどの開催実績はあるが、「モナリザの間」での会見は世界初。東宝によると、日本側が世界に向けた超大作の会見を行う場として、世界の文化・芸術の中心であるルーブル美術館での開催を美術館側に打診したところ、「フランスでも人気の高い『20世紀少年』のためならと快諾していただいた」という。

 この史上初めてとなる会見で、唐沢と常盤はモナリザの微笑を背後から受けながら、集まったテレビカメラ12台をはじめとするフランスのマスコミ80人の質問に堂々たる振る舞いで答えた。

 こうしたパリの街をあげての歓迎ぶりや、熱のこもったティーチイン、プレミアでの「ケンヂ!ユキジ!」の大コールなどに、唐沢、常盤はフランスをはじめ世界中での大ヒットを確信した様子。唐沢は「モナリザの間を貸切で会見を行うなど2度とない夢のような体験だ。みなさんの感想をぜひ、聞かせてもらいたい。画面上のことだけでなく、先が知りたくなる、もう一度見たくなる構成も原作コミックに似て、よくできている」と映画をアピール。常盤も「『20世紀少年』は、モナリザがモデルの『ダ・ヴィンチ・コード』のような早いストーリー展開が魅力です。このパリでのプレミアの盛り上がりが世界に伝染すればうれしい。お祭り気分で見る映画です」とワールドプレミアの成功をよろこんだ。

 『20世紀少年』は、日本での公開を前に、韓国、香港、台湾、タイ、シンガポール、インドネシア、マレーシア、ブルネイ、マカオ、オーストラリア、ニュージーランド、フランス、イギリス、アイルランド、ベルギー、オランダ、ルクセンブルク、モナコ、スイス、アンドラの20の国と地域で配給が決定。フランスでは2008年冬に公開が予定されている。

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  • モナリザの微笑の前での世界初会見に臨む唐沢寿明と常盤貴子 
  • 着物姿でワールドプレミアに登場した常盤貴子 
  • ワールドプレミア会場で熱烈なファンに囲まれる唐沢寿明と常盤貴子 
  • 着物姿でワールドプレミアに登場した常盤貴子 
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