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ついにベールを脱いだ異例の邦画超大作『20世紀少年』

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 2008〜2009年の日本映画界における最大の注目作になるであろう邦画の超大作がついにベールを脱いだ。唐沢寿明豊川悦司常盤貴子ほか主要キャストは約300人。50年にわたる壮大なストーリーを総製作費60億円をかけ、3部作として1年間をかけて製作する『20世紀少年』。その製作報告会見が行われ、約5分間のフッテージ映像が披露された。そこには、映像としての迫力もさることながら、原作コミックの最大の魅力のひとつであるサスペンス叙事詩的なストーリー展開、そして豪華キャスト陣による白熱の演技が繰り広げられ、短い時間のなかでまさに見る者を強烈に惹きつけた。昨年の実写映画化の発表以来、高まっていた期待に十\分応えてくれるものであり、作品の大ヒットを予感させた。

 そんな本作の実写化プロジェクトには日本のエンターテインメント・シーンを支える人気、実力派俳優が総出演。前述の3人のほか、香川照之、石塚英彦、宇梶剛士、宮迫博之、生瀬勝久、小日向文世、佐々木蔵之介、片瀬那奈、池脇千鶴、森山未來、竹内都子、遠藤憲一、光石研、佐野史郎、ベンガル、竜雷太、石橋蓮司、黒木瞳、藤井隆、山田花子、タカアンドトシ、オリエンタルラジオ、藤井フミヤ、竹中直人、石橋保、布川敏和ほか……。さらに、メインキャストのひとりとなる悪の親玉“ともだち”の配役はまだ明かされていない。

 堤幸彦監督にして「ありえない組み合わせ」「最高のキャストとスタッフ。一生で2度とないだろう大きなチャンスをいただいた」、原作者の浦沢は「ウーン、ワクワクしますね」とうなるほどの超豪華キャスト陣が大集結。この1月から撮影がスタートし、約1年をかけて、ニューヨーク、ロンドン、パリ、北京、バンコクなど世界各地でロケーション撮影が行われる。主要キャストは、1年間をこの映画に費やすことになり、豊川は「ボクの一生のうちの1年を確実に使う、大きな意味のある仕事。自分の人生にきちっと残ってくれる作品にしたい」と、なみなみならぬ意気込みをみせている。

 ストーリーは、1969に主人公のケンヂら小学生仲間が作った“よげんの書”が、30年後の世紀末に現実のものになろうとする。その“よげんの書”に書かれているのは、人類の滅亡。1997年の仲間の死をきっかけに、一家の失踪、謎の教団と教祖の出現など怪しい事件が起こりだし、人類滅亡への驚愕の事実が明らかになっていく壮大なスケールのサスペンス。

 原作は、大人気コミック『YAWARA!』『MONSTER』などで知られる浦沢直樹のベストセラーコミック『20世紀少年』。1999年から2007年まで小学館『ビッグコミックスピリッツ』で連載され、1960年代から2010年代にわたる50年間を描く壮大なストーリーは、コミックスで全24巻。累計発行部数2000万部を突破する超人気コミックだ。これまでに日本だけでなく、ヨーロッパ、アジアなど世界12カ国で翻訳出版され、フランスのアングレーム国際漫画祭で最優秀長編賞を受賞するなど世界中で評価を受け、人気を呼んでいる。

 原作が大変な長編だけに、映画化に際しては、3部作といえども大幅な改編が加えられているという。そして、登場人物たちにも新たな解釈が加わるが、それらは原作に忠実なものになるようだ。

 2000人のエキストラを入れた大掛かりな撮影などもすでに行われているというが、マスコミの現場への立ち入りは現在、一切認められていない。製作者側の意向により、撮影現場の取材などは行われないまま機密を保って製作は進行している。この先、徐々にその全容が明らかになってくることだろう。期待してそのときを待ちたい。

 映画公開は第1章が8月30日(土)。第2章は2009年新春、第3章は同秋に公開される予定だ。なお、奥田誠治プロデューサーによると、海外からの配給オファーも多く、すでにアジア地区のすべての国での公開が決定。ヨーロッパに関しても調整中という。

 邦画として異例の製作費が投入され、話題の俳優陣が集結する、日本テレビと東宝が社運をかけるビッグプロジェクト。この夏から来年にかけての公開タイミングで一大旋風を巻き起こすことは間違いないだろう。

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  • 11日(日)に東京・世田谷の東宝スタジオで行われた製作報告会見 
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  • 主要キャスト、スタッフが勢ぞろい 
  • 唐沢寿明 
  • 豊川悦司 
  • 常盤貴子 

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