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　俳優の小倉久寛が4月30日（水）、東京芸術劇場で初座長公演『踊る！職業不安定所』の初日を迎えた。三宅裕司が主宰する『劇団スーパー・エキセントリック・シアター』入団30年を目前に“独り立ち”した小倉は今回、50歳を過ぎてブレイクダンスに初挑戦。98年に『UKブレイクダンスチャンピオンシップ』で世界一に輝いた共演のボーカルダンスグループ・PaniCrewの植木豪から指導を受けた小倉は「体中にガタが来ている。最終日まで（体が）もてばいいのですが…」と不安げな様子で、稽古場へ激励に訪れた三宅からは「お前が座長で大丈夫か？ って相当心配されています」と終始苦笑いを浮かべていた。

　物語は、職業安定所を舞台にそこへ訪れる男性を中心に巻き起こるオムニバス・コメディー。小倉へダンス指導をしながらも、逆に演技については（小倉から）教わっているという植木は「小倉さんの身体能力は高い。僕と踊っていても、どこにいるのかわかりません」とベタ褒め。また、小倉は、同じく共演で宝塚歌劇団出身の女優・蘭香レアについては「元々ジャズダンスなどをしていたので姿勢がいい部分は残しつつ、植木さんにはいい意味で崩してもらってダンスを取得していますね」と感想をコメントしていた。

　舞台は来月8日まで行われ、各公演で日替わりゲスト（伊東四朗、えなりかずき、柴田理恵、戸田恵子、南原清隆、萩本欽一、松尾貴史、柳沢慎吾、山口良一、吉田照美、三宅裕司　※出演回は未発表）が登場する予定。

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