「LADY MADONNA〜憂鬱なるスパイダー〜」で衝撃のデビューを果たしてから5年、昨年はアジアワンマンツアーを慣行するなど、さまざまなライブ活動を通して狽チたラブサイケデリコのまさに集大成とも呼べるアニバーサリーライブが武道館で行われた。360度純白のベールに覆われたステージに突然、鋭い閃光と雷鳴が落ちる。あたかも映画「BACK TO THE FUTURE」のデロリアンが時空の壁を切り裂いて登場する有名なシーンのようだ。 実際、音楽シーンに彗星のごとく現れ、ヒットチャートを席巻し独自のャWションを確立したラブサイケデリコは5周年を迎えた現時点でも、熱く分析眼を注がせてくれる謎めいたアーティストである。1曲目は「Everybody needs somebody」30分遅れのスタートに焦らされた会場の高揚感は一気に沸点へのぼりつめる。「Hello everybody!!」の鰍ッ声と共にKUMI独特のヴォーカルが観客の心を一つにしてゆく。改めて日本語も英語も同じ言語として表現するKUMIのセンスはスゴイと再認識。NAOKIもかみ締めるように実に楽しそうにギターを弾く。ステージサイドに設けられたスクリーンに映る二人は武道館でさえコンパクトに感じてしまうほど堂々とした姿だった。 途中R&Rナンバーを演奏しながら、NAOKIが何度も「SMOKE ON THE WATER」のイントロを弾く。KUMIもまんざらでもなさそう! 会場も一瞬「本当にやるのか?」とどよめくほど、こんな遊び心いっぱいのパフォーマンスもデビュー5周年という裏打ちされたラブサイケデリコの余裕と自信を感じてしまう。「世界はもっと良くなる力を持っているんだ!」NAOKIはリアルな気持ちをラブ&ピース的に訴えかける。懸命に最後まで歌い続けるKUMI。初の武道館はアンコールも含め2時間30分。いつの間にか会場の誰もがラブサイケデリコというキャラバンに乗りこみ、「偉大なる旅の途中」という果てしないロードムービーを体感していた。■LOVE PSYCHEDELICO オフィシャルサイト:http://www.lovepsychedelico.net/
2005/06/03