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BUCK-TICKが“ゴシック”をテーマにしたコンセプトアルバム『十三階は月光』のライヴツアー『13th FLOOR WITH MOONSHINE』の追加公演を、東京ではファイナルとなるNHKホールで行った。 今でこそコンセプトアルバムをリリースするアーティストは少なくないが、“コンセプト”の違うライヴにまでその世界観を表現・再現させるとなると話は別だ。コンセプトアルバムは基本的にそのアルバムの中で完結しているので、ライヴなどでは過去の楽曲などを基本的に受け付けないし、オーディエンスに世界観を説得できるか、力量が試される。BUCK-TICKは過去に『Six/Nine』という今作に引けをとらないコンセプトアルバムを発表、ツアーも成功させ、当時のオーディエンスの度肝を抜かした実績がある。それを踏まえても踏まえなくても、毎回BUCK-TICKのステージは度肝を抜かしてくれる演出をしてくれているが今回は... オープニングのSEが鳴り響くと銀幕の中央にピエロがパラソルを廻して登場。見世物屋やサーカスを連想させるが、曲に合わせて踊りながらオーディエンスをその世界に呼び寄せているようだ。曲が始まると銀幕が静かに上がりステージが姿を現す。アルバムジャケットを再現したようなステージ、中央には十三段ある赤い階段、その上部にはドクロの椅子、「東京ミレナリオ」のような宮殿のセットとシャンデリアが掲げられており、ライヴセットというよりむしろ舞台セットのようだ。 そしてライヴも通常のライヴとは違い、ミュージカルや演劇を観ているような不思議な感覚に陥る。アルバムに収録されているSE曲が演奏されている間には“ピエロ”や“バレリーナ”が登場し、さらに見世物屋的な要素は増えるのだが、それが違和感なく溶け込んでおり、演出のトータルプロデュースの凄さを感じさせた。 ライヴは基本的にアルバムに順じて進んでいったのだが、中盤では「Tight Rope」「誘惑」「キラメキの中で・・・」といった旧作からのナンバーを披露。このツアー用に新たにアレンジされ、違和感なくこの世界観に溶け込ませているのは、さすがといったところ。「道化師A」ではVo.櫻井自らが、道化師化しているようなパフォーマンスも行いオーディエンスの熱もさらにヒートアップ。 圧巻だったのは、アルバムでもハイライトとなる「Passion」「夢魔-the nightmare」の2曲。舞台でいえばクライマックスにあたる「夢魔-the nightmare」では、光のシャワーが降り注ぐかのような演出にステージも客席もすべて取り込まれた。 アンコールでは、「die」「悪の華」といったヒットチューンが飛び出し客席からは歓喜の声が上がり、最後は、最新シングルの「Romance」、アルバムでも終焉を飾る「Diabolo」でライヴは終幕。SEが流れ“バレリーナ”が踊りたたずみ、“ピエロ”が中央の階段を上り『十三階は月光』という世界は幕を閉じた。 コンセプトアルバムをライヴでここまで表現し、引込ませ盛り上げることのできるバンドはそう多くはない。このすばらしいライヴを今度は映像作品として観たいと願うオーディエンスは多いに違いない。■BUCK-TICK WEB SITE:http://www.buck-tick.com/

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