| 中 孝介 国内、アジア双方で同時にブレイクへ 今年4月にリリースした3rdシングル「花」は本誌ランキング13位に初登場。着実にセールスを上向かせている中孝介(あたり こうすけ)だが、それら国内での展開と並行し、アジア諸国でも同時進行でブレイクへの過程を歩む稀有な存在でもある。 昨年3月、シングル「それぞれに」で国内デビューした中は、その2ヶ月後の5月、上海で行われた『中国国際オーディオ・ビデオ・インターネット配給総合展示会』の一環として日本レコード協会、JETROが共催したライヴイベント“JAPAN NIGHT”(上海ARK)に出演。その翌日、同じく上海にあるソニー・ギャラリーでも数曲を披露する催しを行ったところ、現地ではCDリリースやそれに伴う露出がまったくなかった無名の中に、100人ほどのオーディエンスがサインを求めて群がるという一幕もあった。 翌6月には日本で2ndシングル「思い出のすぐそばで」をリリースしているが、この時期、香港出身のスター、アンディ・ラウから中の「それぞれに」をカバーしたいという意向が伝えられ、実際にラウが8月にリリースしたアルバム『聲音』に広東語バージョン「紅顔自閉」として収録された。 | 『ユライ花』 (ESCL-3001) 3059円(税込) 7月11日発売 ※昨年11月の『触動心弦』に続く、中華圏での2ndアルバム『花間道』も7月13日から各国で発売される。 |
| また、中自身は中国の人気女優であり、シンガーでもある韓雪(ハン・シュエ)にデュエットでの共演をオファー。10月に日本国内でリリースしたミニアルバム『なつかしゃのシマ』収録の「記憶-Last Forever- feat. 韓雪」としてのレコーディングを実現させている。11月9日、パシフィコ横浜で日中国交正常化35周年事業年(07年)のプレイベントとして開催された“中華年記念音楽祭”にゴスペラーズ、w-inds.らと共に出演した中は、ここでも韓雪とのデュエットを披露した。 これらの情報が中華圏で伝えられるなか、11月3日には台湾、香港で、11月16日には中国で、中華圏での1stフルアルバム『触動心弦』をリリースしている。日本国内でのフルアルバムのリリースがない中で発売されたこのアルバムには、「それぞれに」などの他、中国本土でも人気を集める台湾のアーティスト、王力宏の「心中的日月」の日本語カバー「心の陽」も収録。特に台湾ではCD売上の他、ラジオ、WEB等のランキングで軒並み上位に食い込むヒットとなり、台湾のYahoo!ミュージックではアルバムランキング最高1位を獲得。日本人アーティストが、日本国内よりもその人気を大きく先行させるという、台湾でも極めて異例な状況を形成したという。 以降も、12月に台湾で行われたライヴイベント“Simple Life”では、2万人の観衆を前にダニエル・パウターらとともに出演。中国本土でも、今年3月に日中文化・スポーツ交流年事業の一環として行われた“日中スーパーライブ in 北京”(北京展覧館)に、4月には国際交流基金(外務省)主催の“成都ふれあいの広場”オープニング記念イベントに出演するなどのライヴ活動を展開している。 そんな中孝介が7月11日、国内での1stフルアルバムとなる『ユライ花』を、13日には中華圏での2ndアルバムとなる『花間道』をそれぞれリリースする。『ユライ花』には御徒町凧、森山直太朗によるブレイク作「花」などこれまでのシングルに収録されていた5曲の他、河口恭吾が書き下ろした「サヨナラのない恋」なども含む全12曲を収録。今後の国内での展開としては、7月にTBS系『月光音楽団』、NHK『歌謡コンサート』、同『トップランナー』などテレビへの出演も集中させる他、9月には国内ツアーも予定している。 一方、『花間道』にも「花」等が収録される他、台湾で“情歌(ラブソング)王子”と評される王光良の05年の大ヒット曲「童話」のカバーや、同じく台湾の人気シンガー・ソングライター、黄義達が書き下ろした「夜想曲〜nocturne」等も収録。今秋の台湾公演のオファーを受けている他、来春に中華圏で公開予定の台湾/中国映画に“中孝介”本人の役柄として出演することも決定。さらに前述「記憶〜」で共演した韓雪が9月に中国でリリースする予定のアルバムでは、中の「花」が中国語でカバーされるなど、引き続き中華圏でも中孝介が話題を呼びそうな勢いだ。 |
2007/07/18



