『ドント・ルック・バック〜デラックス・エディション〜』 (MHBP-95〜96) 7140円(税込) 5月24日発売 ※DVD2枚組。DISC1/本編DVD『ドント・ルック・バック』、DISC2/特典ディスク『65 Revisited(ツアー65再訪)』 |
| ボブ・ディランの名作ドキュメンタリーが豪華DVDボックス・セットで登場 アメリカの20世紀音楽シーンに大きな足跡を残し、今も活躍を続ける巨星のひとりにボブ・ディランがいる。そのオリジナリティに溢れる作詞・作曲能力とハスキーな声でフォーク音楽シーンからスターダムにのし上がりながら、ロックに転じてセンセーションを巻き起こし、以後、歴史に残るアルバムを次々と発表し、コンサート活動を続けるばかりか、映画出演や監督するなど、およそ多彩な活動を展開してきた。 日本での公開は1992年のこの作品、1965年のボブ・ディランのイギリス・ツアーの模様を軸にしていて、20代前半の、未だ青くて神経質な彼の素顔、当時、恋人だったジョーン・バエズとのやりとりから、ドノヴァンとの交流などが描かれていく。監督を務めたのはドン・アラン・ペネベイカー。1967年にライヴ映画の傑作『モンタレー・ポップ』を生み出し、2002年には『ソウル・サヴァイヴァー』を発表、健在ぶりをアピールしたペネベイカーは、ここではコンサートをじっくり見せたライヴ映画をつくるという発想はなく、ディランのカリスマ的な輝きをフィルムに焼き付けることに腐心している。そうした意図は当時の評論家から絶賛された。 この幻の名作がファンには堪えられないボックス・セットでSJI社から5月24日に発売されることになった。この作品自体の国内版DVDが発売されていないため、それが見られるだけでもニュースなのだが、さらに2枚組の2枚目には特典映像として、ペネベイカー監督自身が新たに制作した65分に及ぶ『ドント・ルック・バック』のアウトテイク集が収められている。 『65 Revisited(ツアー65再訪)』と題された特典の内容は、撮影素材を厳選して本編に入っていない部分を編集。15曲の演奏シーンが織り込まれているのも嬉しい限りである(ディランが作曲を行うシーンも紡がれていて、未発表曲「Everybody Knows But You」をピアノで披露する。これは実に貴重な映像だ!)。 DVDばかりではない。作品の全スクリプトと200枚に及ぶ写真を掲載した160ページのブックレットも封入される。こちらは1968年に書籍として発売されたが、現在は廃刊。ファンならずとも食指が伸びるアイテムだろう。さらに「サブタレニアン・ホームシック・ブルース」の名シーンを収めた“パラパラ写真冊子”までついてくる。しかも、歌詞の対訳を日本語字幕として表示する“うた字幕”まで設けてある。奇しくも、2007年は映画公開40周年でもある。今、ディランの道を辿るのも一興だろう。 |
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2007/05/30