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懐かしのフォークが中高年にブーム!

 最近、懐かしのフォークソングが中高年の間でブームをよんでいる。各地で行われるコンサートはどこも満員で、ステージの演奏に合わせて一緒に大合唱になるケースも多い。

 なかでも、今回のブームの立役者となっているのは3人組のアコースティックユニットSong for Memories。メンバーは鈴木康博(元オフコース)、山本潤子(元ハイファイセット)、細坪基佳(元ふきのとう)。

 彼らが自分たちのソロコンサートとは別に往年のヒットフォークソングを客席と一緒に楽しむためのイベントとしてこのユニットを企画したのが2000年。3人のコンサートの楽しさは口コミで広がり、今では音楽鑑賞団体の人気コンサートのひとつとして数えられるまでになっている。10月4日には3枚目のアルバム『エリス・グリーン』も発売、活動はますます盛んになっている。

 12日には日本青年館で彼らのコンサートが行われたが、アコースティックにこだわったステージは、演奏される曲がどれも70年代に青春を過ごした人々にとって当時を思い出させる効果もあり、スタンディングでの激しい熱狂こそないものの、最後には「翼をください」のステージ客席一体となった大合唱という形で、みながハッピーな気分になれるというとても素敵なコンサートだった。



 「同じ時代を共有してきた皆さんと音楽を楽しみ共感している感じがあるんです」と鈴木康博。このコンサートは、単なる回顧趣味的なものにとどまらず、時代を再度共有しようという思いも感じられる。彼らのほかにも杉真理と須藤薫の組み合わせ、大野真澄(元ガロ)、伊勢正三(元かぐや姫)、太田裕美の組み合わせなども人気を集めつつあり、音楽業界で新たなブームになりつつある団塊世代向けのコンサートは今後ますます色々な広がりを見せそうだ。

【アルバム『エリス・グリーン』について】
10月4日にエイベックス社より発売されたソング・フォー・メモリーズ3枚目のアルバム。エリス・グリーンは外人の名前ではなく“選りすぐり”にひっかけただじゃれ。発案者は鈴木康博。生真面目な彼の性格を知る人は「鈴木さんがダジャレでアルバム・タイトルをつけるなんてこれまでは考えられないこと…」と絶句する。それだけ、アーティスト本人もこのユニットで遊び心を発揮しているのだ。今回収録されたのは13曲(うち新曲2曲)。「恋するカレン」「あの頃のまま」「夢の中へ」「魔法の黄色い靴」などが美しいハーモニーで歌われている。

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