アニメ『BLEACH 千年血戦篇-禍進譚-』最終回直前一挙上映イベントが25日に開催され、最森田成一(黒崎一護役)、杉山紀彰(石田雨竜役)、久保帯人(原作・総監修)、村田光(監督)、富永禎彦(アニメーションプロデューサー)が登壇した。
森田と杉山の進行でイベントがスタート。毎話世界中で凄まじい熱狂を巻き起こしている映像、その制作についての話題に。“原作を再現する”という大テーマをもって制作していたという千年血戦篇」だが、最終クールとなる「禍進譚」の“コンセプトは決めていたのか”という質問に、富永は「立ち上げ当初から変更なく、“久保先生が描く『BLEACH』、ファンのみなさんが思い描いている『BLEACH』をそのまま形にする”という軸は、変わらず徹底して目指しています。今回は最終クールなのでグレードアップをするぞと、これまでのシリーズの中で一番すごいなと思っていただけるものを作れればなと思っていました」と制作時の裏話を披露。
村田も「画面の密度やクオリティに関しては、最終クールにふさわしい十分に見応えのある、ボリュームのあるものを作っていきたいなというのはありました。CG自体は第3クールでも割と使っていたんですが、最終クールからは、キャラクターから出る一部のエフェクトなどでCGを活用してみたりしています。そうすることで、少しでも他のエフェクトや必要な部分にリソースを割けたらなと。そういった試みは、最終クールから少しやってみたりしました」とコメントし、制作の裏側を語った。
完成した映像を観た際の感想を、久保は「第41話冒頭の、戦場をカメラが駆け抜けるシーンはすごく良かったですね。アトラクションっぽいというか、視聴者を楽しませようという気持ちがダイレクトに伝わってきて」と語った。
制作陣による貴重なトークが続く中、話題は、全編がアニメオリジナルシーンで制作され、大きな反響を呼んだ第45話「DEFEND YOU」へ。この話数でこだわったところについて尋ねられた富永は「リップシンクもそうですし、映画みたいに滑らかに動かすような表現を、田口さんが『やっぱり山場の話数なんでやりたい』とおっしゃっていて。あとは総監督の田口さんがシナリオ、絵コンテ、演出をすべて担当される回が、「禍進譚」の中では第45話が初になります。とにかく気合を入れてやろうというお気持ちになっていらっしゃったので、私はもう『とにかく全力で、好きにやってください』『遠慮しないでください』とお伝えして、田口さんに力を出し切ってもらうことだけを常に頭に入れていました」と制作秘話を告白。
森田も「皆さんも多分驚かれたと思いますけど、僕も驚きました。僕たちも実際にアフレコしているときは、あそこまで映像が完成していない状態でやっていますので、実際の完成映像がテレビで流れてきたときは『え!? なにこれ!?』となりました」と第45話を初めて観たときの驚きを振り返り、杉山も「僕らが声を録っているときよりも、音楽が入って、色もエフェクトも全部入った状態で観ると、そのインパクトたるや。すさまじかったです」とコメント。
そして井上織姫の衝撃の展開を含むアニメオリジナルシーンについて、久保は「とてもよかったです。実はアニメオリジナルシーンって、制作側から『こうやりたいです』『これどうですか?』『やっていいですか?』っていう確認が来るんです。そのとき『いいかどうか』の判断基準にしているのが、“原作で一回でも僕がルートに組み込もうとしたかどうか”。それをすごいクオリティに仕上げてもらえたのはアニメスタッフの皆さんの頑張りなんですけど、織姫が死ぬルートっていうのも原作執筆時にあって。その構想に沿って、もともと設定としてあった技を『この技を使ってください』と指定したりしました」と明かした。
さらに話題は、雨竜VSハッシュヴァルトの激闘が印象的だった第46話へ。原作のストーリーに沿った展開となった同話の演出について、村田は「これは第3クールからある程度、田口総監督とも話していたことなんですけれども。やっぱりオリジナル展開が続いてはいるんですが、最初に富永プロデューサーがおっしゃったように、『基本は原作に沿って作っていこう』という方針がありまして。第46話で一旦原作の展開、ルートに戻しましょう、というのはシナリオの段階から決まっていました。あとは単純に、最後の雨竜とハッシュヴァルトのあの去り際のシーンなどは、原作が素晴らしいと思っていたので、そのまま描いたという感じです」と語った。
杉山も「原作をアフレコの前にもう一回読み返したりするんですが、オリジナルのシーンは、『どのくらい感情を出していいものなのか』『抑えるほうがいいのか』ということを考えながらやらせていただきました。でも、やっぱり原作にあるシーンへと繋がっていくので、『どこまで出し切っていいのかな』なんてことも考えながら演じさせていただいて。あとは梅原裕一郎さんとの掛け合いの温度感で作っていったところもあります。テストでやってみて『もうちょっとこういう風に』という指示をいただきながら、その流れの中で掴んでいった感じです」とアフレコを振り返った。
また、第49話「THE BLADE」で三界(現世、尸魂界、虚圏)に出現したユーハバッハとそれぞれの地で繰り広げられる怒涛のバトルラッシュについて、久保は「第49話は、アニメ側の『視聴者を楽しませたい』『自分たちの力を出し切りたい』っていう気持ちと熱量がすごく出ていて、いいなと思って監修していました。一番最後に、ユーハバッハに一護が斬月を振るシーンで、三界それぞれで同時に刀を振るうっていう描写を最初にチェックしたときは、当たる順番が行木 竜ノ介の刀が一番最初だったんですが、『最初は一護の刀であるべきだ』っていう話をして入れ替えてもらいました」と明かす。
村田は「ユーハバッハって基本、真っ黒なんですよね。三界それぞれ同時に存在しているけれど全身が真っ黒なので、『じゃあどこで差を出すか』という話になって。『BLEACH』は結構ハイライトに色が入ることがあるので、『ハイライトの色で区別ができるのではないか』と。現世、尸魂界、虚圏で微妙にハイライトの色が変わっているはずです。『カメラを振ってもどこにいるかわからないんじゃないか』というところもあったので、それぞれの場所で色を変えて、視覚的になるべくどこのユーハバッハなのかがわかりやすくなるように、というやり取りは結構していました」と制作当時を振り返った。
最終話を前に様々な制作秘話が飛び交い、ファンの期待が高まる中、霊王護神大戦と呼ばれる戦いから十年後を描いた第50話「DEATH & STRAWBERRY」の見どころについて、久保は「原作通りしっかりやっていただいているんですけど、本当に細かいところに描き足したものがあって。最終話にしか出ない、ちょっとしたキャラとかをデザインしたりしています」と衝撃の告白。一同が驚く中、最終回放送に向けてさらに期待を高めるコメントを寄せた。
最後は、登壇者からファンへ向けて一言ずつ挨拶が贈られた。
富永は「こういう大きな作品に携わらせていただくのが初めてで。始めた時はすごく大きなプレッシャーがあって、明日でそのプレッシャーから解放されるという安心感と……でもやっぱり5年、6年やらせていただいたので、すごく寂しい思いもあって。複雑な気持ちで放送を見るんだろうなという風に思ってます。絶対にお客さんの期待を裏切るような内容にはなっていないですし、必ず期待以上のものをお届けできると思いますので、ぜひ楽しみにしていただけると嬉しいです。」
村田は「富永プロデューサーもおっしゃった通り、これまでの第1クールから最終クールまでやってきて、その最終話というところで、気合いを入れて作りましたので、そのあたりもぜひ見ていただければなと思います。」
久保は「一視聴者として楽しみにしています。さっき言った新キャラ、実はおじさんの新キャラを2人描いてるので、1人使われるか2人使われるかわかりませんが、楽しみにしていてください。まだ最終話を見ていないので、皆さんと一緒に見ます。」
杉山は「出演者一同、本当に精一杯演じさせていただきました。第49話までの完成映像を観たときも、自分の芝居以上に作品自体のクオリティの凄さに圧倒されるほどでした。第50話の収録もずいぶん前になりますが全力で演じていますので、僕自身も一視聴者として目一杯楽しみたいと思います。ぜひ最後まで見届けてください。そして、これからも『BLEACH』の応援をよろしくお願いします!」
森田は来場者と配信の視聴者へ感謝を述べると、「明日26日月曜24時より、テレ東系列にていよいよ最終回です。ぜひ観てくれよな!」と一護の声で呼びかけた。締めくくりには「僕が人生で一番口にしている言葉」として、森田の音頭で「卍解!」のコール&レスポンスを実施。会場と配信が一体となった大歓声の中、最終回直前一挙上映イベントは大盛況のうちに幕を閉じた。
【画像】織姫が死ぬルートあった…一護の姿が激変!『BLEACH』場面カット
森田と杉山の進行でイベントがスタート。毎話世界中で凄まじい熱狂を巻き起こしている映像、その制作についての話題に。“原作を再現する”という大テーマをもって制作していたという千年血戦篇」だが、最終クールとなる「禍進譚」の“コンセプトは決めていたのか”という質問に、富永は「立ち上げ当初から変更なく、“久保先生が描く『BLEACH』、ファンのみなさんが思い描いている『BLEACH』をそのまま形にする”という軸は、変わらず徹底して目指しています。今回は最終クールなのでグレードアップをするぞと、これまでのシリーズの中で一番すごいなと思っていただけるものを作れればなと思っていました」と制作時の裏話を披露。
完成した映像を観た際の感想を、久保は「第41話冒頭の、戦場をカメラが駆け抜けるシーンはすごく良かったですね。アトラクションっぽいというか、視聴者を楽しませようという気持ちがダイレクトに伝わってきて」と語った。
制作陣による貴重なトークが続く中、話題は、全編がアニメオリジナルシーンで制作され、大きな反響を呼んだ第45話「DEFEND YOU」へ。この話数でこだわったところについて尋ねられた富永は「リップシンクもそうですし、映画みたいに滑らかに動かすような表現を、田口さんが『やっぱり山場の話数なんでやりたい』とおっしゃっていて。あとは総監督の田口さんがシナリオ、絵コンテ、演出をすべて担当される回が、「禍進譚」の中では第45話が初になります。とにかく気合を入れてやろうというお気持ちになっていらっしゃったので、私はもう『とにかく全力で、好きにやってください』『遠慮しないでください』とお伝えして、田口さんに力を出し切ってもらうことだけを常に頭に入れていました」と制作秘話を告白。
森田も「皆さんも多分驚かれたと思いますけど、僕も驚きました。僕たちも実際にアフレコしているときは、あそこまで映像が完成していない状態でやっていますので、実際の完成映像がテレビで流れてきたときは『え!? なにこれ!?』となりました」と第45話を初めて観たときの驚きを振り返り、杉山も「僕らが声を録っているときよりも、音楽が入って、色もエフェクトも全部入った状態で観ると、そのインパクトたるや。すさまじかったです」とコメント。
そして井上織姫の衝撃の展開を含むアニメオリジナルシーンについて、久保は「とてもよかったです。実はアニメオリジナルシーンって、制作側から『こうやりたいです』『これどうですか?』『やっていいですか?』っていう確認が来るんです。そのとき『いいかどうか』の判断基準にしているのが、“原作で一回でも僕がルートに組み込もうとしたかどうか”。それをすごいクオリティに仕上げてもらえたのはアニメスタッフの皆さんの頑張りなんですけど、織姫が死ぬルートっていうのも原作執筆時にあって。その構想に沿って、もともと設定としてあった技を『この技を使ってください』と指定したりしました」と明かした。
さらに話題は、雨竜VSハッシュヴァルトの激闘が印象的だった第46話へ。原作のストーリーに沿った展開となった同話の演出について、村田は「これは第3クールからある程度、田口総監督とも話していたことなんですけれども。やっぱりオリジナル展開が続いてはいるんですが、最初に富永プロデューサーがおっしゃったように、『基本は原作に沿って作っていこう』という方針がありまして。第46話で一旦原作の展開、ルートに戻しましょう、というのはシナリオの段階から決まっていました。あとは単純に、最後の雨竜とハッシュヴァルトのあの去り際のシーンなどは、原作が素晴らしいと思っていたので、そのまま描いたという感じです」と語った。
杉山も「原作をアフレコの前にもう一回読み返したりするんですが、オリジナルのシーンは、『どのくらい感情を出していいものなのか』『抑えるほうがいいのか』ということを考えながらやらせていただきました。でも、やっぱり原作にあるシーンへと繋がっていくので、『どこまで出し切っていいのかな』なんてことも考えながら演じさせていただいて。あとは梅原裕一郎さんとの掛け合いの温度感で作っていったところもあります。テストでやってみて『もうちょっとこういう風に』という指示をいただきながら、その流れの中で掴んでいった感じです」とアフレコを振り返った。
また、第49話「THE BLADE」で三界(現世、尸魂界、虚圏)に出現したユーハバッハとそれぞれの地で繰り広げられる怒涛のバトルラッシュについて、久保は「第49話は、アニメ側の『視聴者を楽しませたい』『自分たちの力を出し切りたい』っていう気持ちと熱量がすごく出ていて、いいなと思って監修していました。一番最後に、ユーハバッハに一護が斬月を振るシーンで、三界それぞれで同時に刀を振るうっていう描写を最初にチェックしたときは、当たる順番が行木 竜ノ介の刀が一番最初だったんですが、『最初は一護の刀であるべきだ』っていう話をして入れ替えてもらいました」と明かす。
村田は「ユーハバッハって基本、真っ黒なんですよね。三界それぞれ同時に存在しているけれど全身が真っ黒なので、『じゃあどこで差を出すか』という話になって。『BLEACH』は結構ハイライトに色が入ることがあるので、『ハイライトの色で区別ができるのではないか』と。現世、尸魂界、虚圏で微妙にハイライトの色が変わっているはずです。『カメラを振ってもどこにいるかわからないんじゃないか』というところもあったので、それぞれの場所で色を変えて、視覚的になるべくどこのユーハバッハなのかがわかりやすくなるように、というやり取りは結構していました」と制作当時を振り返った。
最終話を前に様々な制作秘話が飛び交い、ファンの期待が高まる中、霊王護神大戦と呼ばれる戦いから十年後を描いた第50話「DEATH & STRAWBERRY」の見どころについて、久保は「原作通りしっかりやっていただいているんですけど、本当に細かいところに描き足したものがあって。最終話にしか出ない、ちょっとしたキャラとかをデザインしたりしています」と衝撃の告白。一同が驚く中、最終回放送に向けてさらに期待を高めるコメントを寄せた。
最後は、登壇者からファンへ向けて一言ずつ挨拶が贈られた。
富永は「こういう大きな作品に携わらせていただくのが初めてで。始めた時はすごく大きなプレッシャーがあって、明日でそのプレッシャーから解放されるという安心感と……でもやっぱり5年、6年やらせていただいたので、すごく寂しい思いもあって。複雑な気持ちで放送を見るんだろうなという風に思ってます。絶対にお客さんの期待を裏切るような内容にはなっていないですし、必ず期待以上のものをお届けできると思いますので、ぜひ楽しみにしていただけると嬉しいです。」
村田は「富永プロデューサーもおっしゃった通り、これまでの第1クールから最終クールまでやってきて、その最終話というところで、気合いを入れて作りましたので、そのあたりもぜひ見ていただければなと思います。」
久保は「一視聴者として楽しみにしています。さっき言った新キャラ、実はおじさんの新キャラを2人描いてるので、1人使われるか2人使われるかわかりませんが、楽しみにしていてください。まだ最終話を見ていないので、皆さんと一緒に見ます。」
杉山は「出演者一同、本当に精一杯演じさせていただきました。第49話までの完成映像を観たときも、自分の芝居以上に作品自体のクオリティの凄さに圧倒されるほどでした。第50話の収録もずいぶん前になりますが全力で演じていますので、僕自身も一視聴者として目一杯楽しみたいと思います。ぜひ最後まで見届けてください。そして、これからも『BLEACH』の応援をよろしくお願いします!」
森田は来場者と配信の視聴者へ感謝を述べると、「明日26日月曜24時より、テレ東系列にていよいよ最終回です。ぜひ観てくれよな!」と一護の声で呼びかけた。締めくくりには「僕が人生で一番口にしている言葉」として、森田の音頭で「卍解!」のコール&レスポンスを実施。会場と配信が一体となった大歓声の中、最終回直前一挙上映イベントは大盛況のうちに幕を閉じた。
このニュースの流れをチェック
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2026/10/26