俳優・二階堂ふみが22日、都内で行われた映画『わたしの知らない子どもたち』公開御礼舞台あいさつに登壇。西川美和監督とともに、子どもたちが大勢いた撮影現場を回顧した。 西川監督は、本作を「大人たちはもちろん、子どもたちに見てもらう戦争の映画にしたかった」と明かし、現場でも、まだ戦争の歴史を知らない子どもたちに向き合っていたという。そんな子役の印象に、二階堂は「自分と同世代の子たちがどういう状況に置かれていたのかを繊細に取り組んでいて…。自分は大人になったんだなと実感しました。まっすぐな目を向けられるたびに怯んでしまって…私は大人の弱さをもっているのだなと思いました」と苦笑い。 12月に行われた撮影では、劇中同様、共同生活をする仲良しの子どもたち設定に寄せようと、デイキャンプを実施したという。「泊まりはしないけれど、みんなでカレーを作ったり、フットベースボールをやったり、共同生活の疑似体験をしながら形をつくっていったんですが、まったく仲良くならなかった(笑)」と暴露し、「大人の思惑はこんなにうまくいかないのか」と西川監督は苦笑い。その後、「戦争の勉強をしながらご飯でも食べて仲良く雑談しようと提案しても、コロナ禍の小学生や中学生だから黙食文化で…本当に仲良くならなくて焦りました」と語るも、撮影が始まると「急に仲良くなりました」と子どもたちの不思議さに戸惑いつつ笑顔で撮影を振り返った。 本作は、『すばらしき世界』『永い言い訳』などを手がけた、西川監督が原案・脚本・監督を務めるオリジナル作品。約500人のオーディションを勝ち抜いた新人・小八重葵美と、二階堂がダブル主演を務める。
2026/10/22