土木や工事などの建設現場をはじめ、警備やイベントスタッフなど、さまざまな仕事の現場で目にするようになった空調ウエア。背中や腰まわりがほんのり膨らんだ姿に、“作業着”のイメージを持つ人も多いだろう。ところが今、その空調ウエアに変化が起きている。猛暑や熱中症への関心が高まるなか、ファッション性を備え、ビジネスシーンでも着用できるものが登場しているのだ。なぜ「仕事着」と空調ウエアが結びついたのか。今回は、ビジネスシーンにも対応する空調ウエアの開発に携わった青山商事の商品第一部・宮園さんに、その背景や空調ウエアの現在地について話を聞いた。■なぜ、スーツ屋が“空調ウエア”を作るのか? 職場における熱中症による死傷者数が、過去最多となった2025年。その数はなんと1,803人にものぼる。近年の猛暑を背景に、熱中症対策はもはや個人だけの問題ではなく、企業にとっても重要なテーマとなっている。
2026/09/21