トマトジュースが売れている。国内シェア首位の「カゴメトマトジュース」は、2025年の出荷量が前年比約116%となり、4年連続で過去最高を更新した。かつては「青臭い」「飲みにくい」といった印象を持たれることもあった飲料だが、令和のいま、じわじわと支持を広げている。一見すると、「劇的においしくなったから?」と考えたくなる現象だが、実際には事情は少し異なる。では、なぜ支持は広がっているのか。背景には、 “飲まれ方の変化”があるという。■昔のトマトジュースは“有塩”が主流だった トマトジュース人気と聞くと、かつて苦手意識を持っていた世代ほど「昔に比べておいしくなったのでは」と想像するかもしれない。確かに、大人になって久しぶりに飲んだ人の中には「意外と飲みやすい」「おいしい」と感じる人も多いはずだ。しかし、味の骨格自体も劇的に変わったわけではないという。
2026/07/14